第10話

〘パソコン❥〙
2,198
2021/08/29 10:23
私達は昼ご飯を食べ終わるとすぐ私の家へ向かった。二人の友達?と言う人が車を持っていてそこにパソコンを乗せて帰るといいと言われた。
蘭
ここ?
(なまえ)
あなた
う…うん。
竜胆
竜胆
見た感じ今は家に居なさそうだな。
家の中は暗く、物音1つしなかった。

私の家は二階建てで、いつも私の部屋の窓は鍵を開けているようにしている。だからそこから入れば大丈夫…のはず。ハシゴは倉庫の中に確かにあった気がする…
ガラガラ
(なまえ)
あなた
あった…
私はそのハシゴを使い私の部屋の窓と繋げた。
蘭
大丈夫ー?
竜胆
竜胆
俺らが行くぜ?
(なまえ)
あなた
ううん…大丈夫。
コンセントや色々物があるからきっと二人には分からないだろう。私はハシゴを登り、

ガラガラ

窓を開けた。
窓を開けると部屋はそのままで漁られた形跡が一切ない。きっと父は放置していたのだろう。

私はお目当てのパソコンや、必要な物を大きなリュックに詰め、ハシゴを降りた。大きな物は吊り下ろしの様に紐に括り付け、上から下へと下ろした。
竜胆
竜胆
大丈夫だったか?
(なまえ)
あなた
うん…
蘭
じゃあ行こっか。
帰ろうとすると…父がタイミング悪く帰ってきてしまった。
(なまえ)
あなた
あっ……(カタカタ
お前!!あなたか!?
(なまえ)
あなた
あ…の…
竜胆
竜胆
後ろに隠れてろ。
お前💢よくも逃げ出したな!?まぁいい(笑)その姿ならもっと高く売れるだろ(笑)ほら来い!
ガシッ
蘭
あなたに触んなよ(ギロ
なんだお前ら?💢ガキが大人に逆らってんじゃねぇ!💢
???
おっもしかして娘さん帰ってきたんですか?(笑)
すると父の後ろから前に私を襲った人や他の仲間らしき人達がぞろぞろと出てきた。
えぇ(笑)
???
見違えましたね(笑)これならあの倍の値段付きますよ〜(笑)
ほんとですか!?こんなガキ全然お売りしますよ(笑)ほらお前も来い!💢
(なまえ)
あなた
い…嫌…。
あぁ?💢
(なまえ)
あなた
ビクッ!
竜胆
竜胆
大丈夫だ。
???
まぁまぁ(笑)無理やり連れていけばいい話じゃないですか(笑)
そうですね(笑)
そう言うと…父達は私達を襲ってきた。
どけガキ共!
(なまえ)
あなた
ビクッ!(泣)
ザザッ

私は恐怖に耐えきれずその場に屈んでしまった。

プリ小説オーディオドラマ