第6話

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2020/04/15 08:08
会議に出ないでいいって言われたけど
仕事はやらないと気が済まない…
前原陽斗
桃瀬!ちょっとみんなと話し…
桃瀬あなた
ごめんね。前原くん。生徒会があって…
磯貝悠馬
そっか。それじゃあまた今度
桃瀬あなた
うん!
全速力で走って本校舎に


生徒会室
桃瀬あなた
お待たせしました。
浅野学秀
5分前。大丈夫だ
浅野学秀
それより桃瀬。会議は参加しなくてもいいらしいが…
桃瀬あなた
浅野くん達に全てを押し付けられません。参加出来る時はさせて頂いています
浅野学秀
なるほどな
そうして会議がはじまった
その後帰ろうとする
もう梅雨…かぁ…
傘を差す
家に帰ろうと学校を出てちょっと行ったところで
あれって前原くんだよね?
あと女の子いるし…
瀬尾智也
あれ?果穂…?
土屋果穂
せ、瀬尾くん!?これは違うの…!
瀬尾智也
なんだよ…そいつ
修羅場…じゃん
私はその現場を見てるだけしか出来なかった
前原くんは押されて座り込んでいた
そりゃ動かないわけが無い
桃瀬あなた
何してんの?
土屋果穂
ふ、副会長!?
前原陽斗
桃瀬…
桃瀬あなた
前原くん。大丈夫?
前原くんに手を差し伸べる
前原陽斗
わりぃ。ありがとな
私は果穂とかいう女子と瀬尾を睨みつける
瀬尾智也
所詮E組に落ちたヤツだ。果穂行くぞ
桃瀬あなた
謝ってよ。謝ったら?前原くん傷ついてるよ。
瀬尾智也
何言ってんだよ
浅野学秀
瀬尾…?それに桃瀬。
学秀だ…
瀬尾智也
浅野くん…!?
浅野学秀
何があった…?
桃瀬あなた
瀬尾が前原くんが果穂?を奪おうとしてたとか言ってる
桃瀬あなた
浅野くん。私は嘘だと思うよ。それ。
この子のリアクションとかから考えて二股でしょ…?
そう言って果穂を指す
浅野学秀
まぁそうだとも考えられるな
土屋果穂
噂ぐらい知ってるんだから!アンタは二股してたとか!
桃瀬あなた
傘を貸してくれた時に話してた写真で散々言われて。こっちは死ぬかと思ったから抵抗したらそれで問題になる。
事実でもないことで傷つけるんだよ?
だけどあなたがしてることは事実でしょ?
もう嫌なの!こんな風に誰かを傷つけたり、それを見るのが
浅野学秀
桃瀬…。それは…つまり
桃瀬あなた
ごめんね。でももう私はE組なの。
浅野学秀
…。
浅野学秀
とりあえず土屋。事実なのか?
土屋果穂
浅野学秀
なるほどな。それじゃあ…どっちと先に付き合ってたんだ?
土屋果穂
前原
浅野学秀
じゃあ前原に謝たらどうだ?
言っとくけどE組を守る訳では無い。
生徒会の人間が関わってるわけだし理事長を通してでもいいのだが
学秀…どうしてそこまで…
土屋果穂
ごめんなさい。
前原くんが濡れてたので持ってたハンカチを渡す
前原陽斗
ありがと…
すると瀬尾と土屋は走って逃げていった
浅野学秀
桃瀬。さっきの話は本当なのか
桃瀬あなた
うん。
浅野学秀
桃瀬は俺の事もう嫌いか…?
桃瀬あなた
それは…もちろん違う。
あんなやり方でごめんね。学秀。
浅野学秀
理事長となんとか話をつけるよ
桃瀬あなた
うんん。もう噂は広がってるし
学秀は無理しないで。私のために今までありがとう。必要以上に関わらないでおこう。
これがきっと互いのためだから
浅野学秀
わかった。でも何かあれば頼ってくれ。
桃瀬あなた
うん。それじゃあね
浅野くんと別れる
前原陽斗
桃瀬、浅野。
ありがとうございました。
浅野学秀
ああ。気にしないでくれ
浅野くん…E組の生徒には普通こんな接し方じゃないのにな…
前原陽斗
桃瀬。よかったのか?
桃瀬あなた
うん。
あれがきっといい選択のはず…





____学秀side
E組の生徒と付き合うのは僕にとって良くないのは分かってるけど
あの時理事長室であなたと父さんの会話を聞いて
あなたを守らないとって思ったんだ…きっとあなたは僕のために動いてくれたんだろう
でもそれが僕にとって良いわけじゃないのだが…
帰り道あなたを見かけた。
本当の事実を知りたかったからあなたに声をかけようとする
瀬尾と、確か彼女の土屋。
それにE組の前原。なぜこのメンツが…
事実は分からないし立場上瀬尾を守らないと行けなかったが
必死に前原を庇うあなたを見るとそれは出来なかった
あなたを説得しようとももう意味が無い。
だからあなたの希望通り必要以上に関わらない。ことにした
だけど今にも泣きそうだったあなたを忘れられることはないだろうな…






____
数日後やってきた鷹岡とかいう奴の本性がやばくて
前原くんや有希子ちゃんが攻撃を受けたりした
どうにかしないと…
あ…今ちょうど放課後だよね?本校舎は
桃瀬あなた
はい!先生!
鷹岡
なんだ?
桃瀬あなた
あの、私訓練頑張りたいんです!
でも親が心配するから今連絡してもいいですか?
集中して先生の訓練に励みたいので!
みんなは何を考えてるんだとか思ってるだろうな
鷹岡
わかった。すぐに終わらせろ
急いで教室に戻って携帯を持ってみんなの前で電話をかける
桃瀬あなた
もしもし。今大丈夫?
浅野学秀
少しだけなら…
桃瀬あなた
あのね、学秀のお父さんに伝えて欲しいことがあるの
浅野学秀
なんだ?
桃瀬あなた
新しくこっちに来た体育の先生が素敵な指導をしてくれてるから是非見に来て下さいって!学秀のお父さんが相応しいって思ってくれるかすっごく気になるんだ〜!
あ、大至急!今日は夜遅くまで指導してくれるの。また連絡するね。
浅野学秀
わかった。
電話を切って
桃瀬あなた
先生。生徒も少し疲れてますし…少々休憩をとりませんか?
これも集中するためには必要なので
鷹岡
5分だけだ。
よし、そもそも学秀が理事長の息子って気づいてなさそうで助かった…
磯貝悠馬
ありがとな…
前原陽斗
確かに理事長が1番早いからな…
桃瀬あなた
気にしないで。
すると理事長がやってきて解雇通知を渡した
一応道があるからバイクとかだろう
みんなに感謝されたけど別にどうでもいい
理事長
桃瀬さん。こちらに
桃瀬あなた
はい。
理事長
今回は連絡をありがとう。
あのような教師は教育に相応しくないからね
理事長
それでは

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