第14話

12話
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2022/12/30 12:48
信達第4軍が駆け足をしている
何でいきなり駆け足なんだよっ
彪(ひゅう)
さぁ?
澤圭
分かりません、百将も理由は知らないと言っていました
まーいーけどよっそんだけ早く亜水に着くってこったから
お〜〜い大丈夫かお前ら〜〜
尾到
オ”ェ”ェ”ェ”
尾兵
ダメだ、もう走れねぇぞ、ゴヘッ
彪(ひゅう)
(平地の戦か〜、楽しみかも)
おー澤さん何か分かったか?
澤圭
急ぐ理由はまだ分かりませんが、行先がどうやら亜水から蛇甘平原に変わったそうです
え!?また変わったの!?
どうなってんだよこれで二度目だぞ!
澤圭
おそらく今度も魏に何か動きがあったのでしょう、いいですか皆さん、心の準備をしておいて下さい
澤圭
こういうときは大勢死にます
5日後
信が彪の手を引っ張って皆より飛ばしている
尾兵
信っ彪っ、、、、、お前らっ、、、、、、、、飛ばすなっ少しはっ、、、後のことを考えろっ、、、
尾到
いつの間にか先頭集団になってるし、、、💧
飛ばしてねーよ!ちゃんとお前らに合わせて走ってら!
彪(ひゅう)
信兄っ、俺も信兄に着いていくからっ、手放せ!!
あ、わり
尾兵
伍長っ、、、そろそろ着いてもいいんじゃねんスかその何たら平原は、、、
澤圭
そうですね、、、もう着いてもいいと思いますっ
、、、ん?
彪(ひゅう)
、、、ん?
ゾクッ


ザッ
信と彪がいきなり止まる
尾兵
うわっ!
(今急に空気が変わった)
彪(ひゅう)
(ああ、久しぶりだ、、、この空気)
(この先に何か・ ・いる)
彪(ひゅう)
(、、、息が詰まるこの感じ)
ダッ
信と彪がまた走り出す
尾兵
げっ!また走った!
モブ1
コ、コラ貴様らっ!先導者を抜くなバカ者っ!!
(どんどん熱くなる)
彪(ひゅう)
(どんどん重くなる)
(何だこの感じ、ムタともランカイとも違う、だが間違いねェ)
(すぐ目の前に何かいやがる、とんでもねェ何かが)
信と彪が崖の先で止まる
崖の下では、もう戦は始まっていた
オオオオオオオオオオオオオオオオ
なっ、、、、、、何だこりゃ、、、
縛虎申
第4軍整列!!俺は千人将縛虎申!!これより軍編成が始まる!!伍は一例に整列せよ!!
縛虎申
何をぼけっとしている!!さっさと並ばぬかグズ共!!
尾兵
ど、、、どうなってるんだ一体、攻城戦じゃなかったのかよ、、、
、、、、、、
彪(ひゅう)
、、、、、、
縛虎申
戦は始まっているのだぞ!!
モブ1
お待ち下さい千人将っ!我らは合流地が亜水からここ蛇甘平原に変わったことしか聞かされておりません!!秦軍は滎陽城を攻める予定だったはず!!なぜ今このような状況にあるのでしょうか!!
縛虎申
歩兵如きが戦の全容を知る必要はない!!貴様らは上官の命令どうりに戦えばそれでいいのだ!!
モブ1
しっ、、、しかし我らは何が何だか
縛虎申
上官に口答えするな貴様っ!
ビシュッ
縛虎申がモブを斬った
モブ1
ぐわっ!
全員
!!
ザワッ
むやみに兵を傷つけるな、これから最前線で命を張ってもらう大事な兵だぞ
今の目まぐるしく変わっている戦況はたとえ歩兵でも説明してやるべきだ
尾兵
あれはこの前の千人将
信&彪
(壁、、、)
縛虎申
新参者が出しゃばるな!!
新参だろうと関係ない、千人将同士遠慮なく意見させてもらうぞ
縛虎申
何ィ!?
尚鹿
そー熱くなるなよ、二人とも
尚鹿
歩兵たちの前でみっともないぞ
縛虎申
うせろ尚鹿、今こいつと話してる
尚鹿
そうもいかんな、こいつとは幼馴染でな、大体話は二人で聞く事になってる
尚鹿
縛虎申
オイ、ふざけてると二人とも、殺すぞ
尚鹿
おほーーーーー怖いねー縛虎申千人将は〜
(、、、、、、)
壁が今の戦況を歩兵たちに説明し、檄を飛ばす
魏兵の血で平原を朱く染めよ!!諸君らの武運を祈る!!
オオオオオオオオオオオオオオオ
尾兵
なんか良い千人将だな、あの人
縛虎申
、、、、、、、、、

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