第8話

6話
370
2022/10/14 11:11
山の民が壁を登ろうとする

だが届かずに殺されてしまう
むやみに壁を登るな!狙われているぞっ!!
どうなってんだ壁のあんちゃん
朱亀の門は衝車か投石でしか破壊できないほど頑丈だ!!
彪(ひゅう)
なら壁を超えて内側から開けるしかないってことか!!
その通りだ!
だがあの壁は人駆けでは絶対に届かない高さになっている!!
昌文君
壁際に拠点をつくれっ!!人梯子を作って壁を越えよ!!
(たしかにあの門にはそれしかない、しかしそれは相手も重々承知、そう簡単に拠点を作らせてくれない)
河了貂
だめだ!失敗だよ信、彪!門を抜けられないんじゃこんな所で斬り合ってても意味がないよっ
、、、勝負だ彪!
彪(ひゅう)
おう!どっちが登れるかな!
河了貂
はっ!?
ダッ
信と彪が壁に向かって駆け出す
信っ!彪っ!
敵2
また二人駆け上がる気だぞっ!突けっ突き殺せっ!
無茶だ戻れ信っ!!彪っ!!
山の民でも届かない壁だぞォ!!
信んん!!彪うう!!
敵2
らあっ!
河了貂
信っ!彪っ!
敵の槍が信と彪の脚を傷つける
彪(ひゅう)
ッッ!
ぐっ!
信&彪
いてェなコラァ!!
パシッ
信と彪の手が届く
届いたァ!!
敵1
どけっ!!俺に任せろっ!!
敵の一人が信と彪に槍を投げようとする
まずっ
彪(ひゅう)
やばっ
貂の吹き矢が敵の目に刺さる
敵1
ぐわぁっ
!?
信と彪が登りきる
へへー
彪(ひゅう)
ふぅ
どーだ見たか〜〜
彪(ひゅう)
お?でっけーオッサンがいる
竭氏
いかんっ!!あの小猿共を殺せィ!!
お!来た来た
彪(ひゅう)
遅いっつーの
彪行くぞ
彪(ひゅう)
信と彪が飛び降りる
敵1
ガキがっ!
信と彪が敵を斬りつける
悪いな、漂の弔い合戦兼ねてっから容赦しねぇぞ
彪(ひゅう)
、、、
信と彪が門の鍵を開ける
モブ1
ダメだ間に合いませぬっ!
竭氏
おのれっ!
門のドアが開いた
彪(ひゅう)
じゃーん
よくやったぞ信!彪!
よゆー!
竭氏
出せっ出せっ
馬車を狙えっ!奴が竭丞相だ!!
楊端和
ーーー!
!?竭丞相って、、、
彪(ひゅう)
大将首の片方か!
早く言えっつの!!
飛ばします
左慈と会う所
左慈
チッこれだけか
左慈!
知ってんのか?
彪(ひゅう)
、、、
肆氏の片腕にして竭氏の人斬り長だ
彪(ひゅう)
人斬り長?
呂竭の争いではそれぞれの有力者に対して暗殺の応酬が続いていた、そこで主に暗躍していたのが左慈だ
私の友人も何人か奴の手にかかっている
、、、殺し屋って奴か
安心しな、んなヤロー俺が斬ってやるぜ!これで三人目だからよっ!
彪(ひゅう)
俺四人目
あ”あ”ん?
彪(ひゅう)
👅べー
河了貂
何でそんなに緊張感ねーんだよ!!
左慈を侮るな、暗殺者の顔は奴の影の一面であって本性は生き抜きの武人だ
その左慈が率いる兵もまた手強い、だが王宮内には左慈、魏興の他に将たる将はいない!
ここを突破すれば本殿までの道のりは近いぞ!
ここが正念場だ!!
だってよ彪!隊長!
バジオウが剣を手に取る
バジオウ
全員殺ス
彪(ひゅう)
おう!
こっちのセリフだボケェ!!
ガァッ!!
とおおおおっ!!
らあ!!
彪(ひゅう)
ふっ!!
信と彪が敵を斬って行く
バジオウもタジフも敵を倒して行く
河了貂
、、、、、、、、、、、、すげぇ、すごすぎる!
河了貂
みんなやっちまえー!
山民1
!?ーーーーーーー!
(大将首がいない!)
その瞬間山民1が真っ二つに斬られた
左慈
調子に乗りすぎだよ、貴様ら
他の山の民も向かうが斬られる
、、、、、、(な、、、、、、なんということだ、たったの二振りで完全に流れを変えられてしまった!!)
(これが左慈か!!クッ何をしている、今こそ隊を率いる私が奴の前に出て味方の士気を高める刻ーーーーーーーーー!)
(だが分かっていても体が動かぬ、動かぬ!!)
ザッザッ
信と彪が前に出る
調子に乗りすぎだよ、ハゲ!
彪(ひゅう)
、、、
(信ーーーーーー!!彪ーーーーーーー!!)
左慈
あ?
あ?じゃねぇよハゲ!!
彪(ひゅう)
ふっw!!
信と彪が左慈に斬りかかる
左慈は無傷だが信と彪は肩を斬られた
彪(ひゅう)
ッッッ!!
いでっ!
左慈
(、、、、、、、、、)
彪(ひゅう)
やっぱ速いなこのハゲは!!
かすりもしなかったぜ!!
信&彪
ぶっ殺ス!!
ガンガンガガン!!
左慈と信と彪が打ち合う
敵1
な、、、なんだあのガキ共は、、、複数相手でも一刀で仕留める左慈様と打ち合ってやがる
河了貂
すげぇ、信、ガンバレ、、、
(何故だ信、彪、なぜ少年の君達が左慈を相手に立ち向かえるんだ、恐ろしくないのか?君達は一体どこにそんな力を秘めている)
(!!漂ーーーーーーーーー!漂もあの王騎軍を相手にひるむことなく先頭を斬り進んだ、君達は一体、、、)
        “天下の大将軍”
(!!本当になるというのか、信、彪、下僕の身の君達が本当にーーーーーーーーー)
信&彪
どりゃあああ!
左慈
信と彪が一つずつ左慈の腕に切り傷を与えた
彪(ひゅう)
っし!!
っしゃあ当たったざまぁ見ろ!!
(だとしたら、君達が本当に大将軍になるのだとしたら、君達は中華統一を目指す大王の片腕となって天下に羽ばたく!)
ボッ!!
左慈の攻撃で信と彪の頭に切り傷ができる
!?
彪(ひゅう)
!?
!!
彪(ひゅう)
!!
どっ
二人とも尻もちをついてしまう
目の前が真っ暗になっていく
河了貂
信ーー!!彪ーー!!
(ならば、ここで死なせるわけにはいかない)
信と彪に攻撃をしようとしていた左慈に壁が攻撃する
信&彪
!!
河了貂
!!
(私はすでに一人死なせている、この少年達は絶対に殺させぬ!!)
壁がもう一度左慈に攻撃をする
(これも浅い、が、二度斬った、もう一歩、踏み込めば次は、殺れる!!)
その瞬間壁が左慈に斬られる
信&彪
壁ーーーー!!!!!
左慈
続きだ小僧共
てめぇ!!
信と彪が左慈に攻撃する



左慈が信と彪の攻撃を防ぐ
彪(ひゅう)
よくもッッよくも壁をッッッ!!
信&彪
(!?何!?頭にくらった一撃のせいか!?)
信と彪の視界が揺らぐ、脳震盪だ
彪が吹っ飛ばされる
彪(ひゅう)
ぐっ!!
彪が壁に追突する
彪(ひゅう)
がっ!!
彪ッッッ!!
信が彪の方に吹っ飛ばされる
彪(ひゅう)
あ”がッッッ!!
ぐっ!
彪(ひゅう)
ゲホッゲホッ
彪!すまねぇ!
彪(ひゅう)
大ッ丈夫ッッッ
左慈
剣は力
左慈が信と彪に向かって走る
彪(ひゅう)
信兄!!
おう!!
彪が信を蹴り飛ばす
左慈と信が打ち合う
信が左慈に斬りつけられる
左慈
剣は速さ
ぐっ
河了貂
信ッッッ!!
彪(ひゅう)
ッッッ!!(このままじゃ信兄が、やられる、、、そんなこと、させるかァ”ァ”!!!)
彪が左慈に斬りかかる
だが彪も斬られる
彪(ひゅう)
ッッッ!
河了貂
彪ッッッ!!
信&彪
(力が、、、)
左慈
共に最上を極めるこの俺はーーーーーーーーー天下最強だ
信&彪
、、、、、、、、、
左慈
おい小僧共、その左慈様に傷をつけたな、どうおとしまえつけてくれるんだ?お前ら?あ?
河了貂
、、、、、、ッッッ
壁の指が動く
河了貂
(生きてる!!!)
ダッ
貂が壁の所に行く
河了貂
壁っ!しっかりしろっ!!壁っ!!
河了貂
!え?何だ?なんか言ったか
     “戦況はーーーーーーーーー”
河了貂
(みんな苦戦してる、とくに信と彪は、、、)
左慈
オラァ!オラァ!オラァ!オラァ!オラァ!
左慈が信と彪を斬りつける
敵1
まずいな、左慈様完全にキレてるぞ
敵2
当たり前だ、服を汚されただけで相手を真っ二つにするお方だ、あのガキ共なぶり殺しにされるな
河了貂
、、、戦況は、、、すごく不利だよ、すごく、、、、、、
河了貂
でも大丈夫だ!だってこっちには信と彪がいる
河了貂
あいつらはどんなにボロボロになっても負けはしない、どんなにボロボロになっても絶対勝つ!!そうだろ信っ!!彪っ!!
左慈が信に蹴りを入れられる
すかさず彪が左慈に後ろから斬りかかるが彪も左慈に蹴られる
オエッ!
彪(ひゅう)
げほっ!
左慈
オイオイ誰がしゃがんでいいと言った!立たんかガキ共!!
左慈
どうした?貴様ら別働隊となって本殿を討つ算段だったのだろう?行ってみよ!!
ガッッ
左慈が彪に攻撃する

彪がその攻撃を防ぐ
彪(ひゅう)
ッッッ!!(やば、い”ッッッ腕がッッッ)
彪が間一髪で避ける
彪(ひゅう)
はぁ、はぁ、
彪が左慈の方を見るといない
彪(ひゅう)
(どこいーーーーーーーーーッッッ!!)
彪の目の前に左慈が現れる
ガキンッッ
受け止めた攻撃で彪の刀が折れた
左慈
貴様は終わりだ
彪(ひゅう)
はぁ、、、はぁ、、、ニッ
彪(ひゅう)
終わり?何言ってんだよ、俺はこれからが本領発揮だ
彪が一瞬で左慈の目の前に行く
左慈が剣を振り下ろす
彪が左慈の剣を真剣白刃取りのポーズ(?)で止める
左慈
ガッッ
彪が左慈の顎を蹴り上げる
敵1
あいつ、、、素手で左慈様と戦ってやがるぞ、、、!!
彪が左慈に吹っ飛ばられる
彪(ひゅう)
ぐぁ”ぁ”ッッッ!!
左慈
お前じゃ俺に勝てねぇんだよ
彪(ひゅう)
、、、、、、“俺だけ”じゃ、、、な
左慈
あ?
信が左慈の後ろから斬りかかる
左慈がその攻撃を防ぐが、信に押し倒される
らあ!!
ケッ彪に集中しすぎなんだよ、俺も忘れんな
なぁもう一回言ってくれよ、誰が天下最強だって!?
彪が時間稼いでくれたから脳震盪はもう治ったぜ、さァ立てよ、誰が天下最強か教えてやる!!
左慈
そうか、相手にしてないうちに脳震盪が治まったか、だからどうした?
左慈
もう頭を守る面はないぞ、次の一刀で少ない脳みそをぶちまけてやろう
ゾクッ
(そう、一刀、目まいは治まった、が、あちらこちら斬られて血を流しすぎた、感覚がねぇとこがちらほらありやがる)
(!そうだ彪は)
彪(ひゅう)
、、、、、、、、、、、、
信が彪の方を見ると彪は気絶していた
(彪、絶対勝ってやるからな)
(余力は一刀のみ、だがそれで十分だ、これは、漂から受け継いだ王の剣だ!!)
ハッ、ハッ、スハ、ス、ス、、、、、、
信と左慈が同時に駆ける
(見てろ壁!!彪!!)
左慈
チエエエエエ!!!!!
るあああああ!!!!
その瞬間
ぐあっ!!
信の肩が斬られた
左慈
速さも力も俺にかなう者無し!
河了貂
しっ
信が倒れそうになるが踏ん張って倒れない
左慈
!?
オッサン、頭に血が上りすぎて気付かなかったみたいだな、あんた壁にニ撃くらって、彪に数回殴られてから速さも力も半減してたって
壁のおとしまえだ、しっかり受け取れ!!
信は左慈を斬っていた
左慈
バカな、、、
左慈が倒れる
左慈
この、オレが、こんな、、、ガキに、、、、、、貴様、、、何者、、、だ、、、
信だ
バカ主
バカ主
終わりです!
では!

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