3年前…
あの時、そういって頑張って笑顔作って僕を見送ってくれたあなた。
なんで、こうしなければならなかったのか、
なんであなたと別れなきゃいけなかったのか、
それは、この日の1週間前のこと。
そう、それは僕の久しぶりのオフであなたと歩いていた時だった
その子は僕がいてびっくりしてたからだったのかもしれない、
それでも、久しぶりにあなたと2人で過ごせた日だったのに
あなたのこと無視してまで僕と喋ろうとして
そのうえ携帯をあなたに押し付けてまで僕と写真を撮ろうとした
それに、やっと、あなたに向かって口を開いたと思ったら
だって、
あなたの作り笑顔はこのときからだったから
いくらあなたの背が低かったとしてもさ
いくらなんでも、この人の対応悪すぎる。
酷いなんてものじゃなかった。
俺は許せなかった
もう耐えられなかった
ファンの人が悪いわけじゃない、
でも、僕があなたといてももう、あなたを悲しませるだけだ
そして
あなたこの日を境に本当の笑顔を僕の前で見せることはなかった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!