あなたside
いよいよこの日を迎えてしまいました…
こうは言っても、隼とは一緒なのは変わらないし
なんだか、こないだのデートから寂しい気持ちはどんどんなくなってて
高校いって早く隼と踊りたいなぁという思いしかない。
卒業式終了後
あの日から、亜嵐くんとは
いや、亜嵐とは仲良くなることができて。
ある意味、あのことがあって良かったなって今では思う。
そんな亜嵐が急に言い出した
それから数年。
隼がずっと出たがってた例のダンスカップ。
何も知らない私は、つい、出るとか言っちゃったけど全国規模だったみたいで…
私はとにかく足を引っ張るばかりでダンスカップを終えた。
でも、やっぱりあの3人はすごい。
まだ1年生だったあの時、先輩とか関係なくダントツ優勝。
そのままスカウトされて
GENERATIONSとしてデビューした。
半分のメンバーと一緒に踊ってたとか信じられないけど
けど、それ以上に嬉しくて。
みんなに出会えてほんとに良かったって改めて思った
そんな私、今日はGENEのみんなに呼ばれています。
理由不明。
いきなり急展開過ぎて困ってます。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。