※下手くそな関西弁入ります。関西弁と言ってもいいものか…。作者のイメージ等も入りますので、どうか甘い目で見てください。お願いします🙇♂️
そうやって返事をしてしまったのは
人生最大の間違いだった。
もしあなたがいなかったら
私は今頃ここにいなかった。
高校2年生の2学期。
あの日、彼は転校してきた。
佐野玲於。
運がいいのか悪いのか。
小学校からずっと一緒で
世にいう幼なじみってやつ。
キーンコーンカーンコーン
《お母さん》
あなた、今日は玲於くんのお家でご飯食べてねー
そんな1件のメッセージ。
あなた下校後
《涼太》
玲於、今日来た転校生やばい。
あなたのこと責任もって守れよ。
玲於と帰った私は涼太がこんなこと言ってるとも知らずに
ただただ佐野家のカレーを楽しみにしていた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!