龍友side
あの子大丈夫なんかなー…
大変やったんやろうな…
だって今考えてたのはあの子、
19のこ。
好きなわけ…
あなたside
どれほど有名人なのかよくわからなかったから
とにかく事務所まで来てしまった私。
会えるのかなー…
そのときだった
この間とは違った
なんか今まであった男の人とは全然ちがくて
会ってほっとするっていうか…
なんだか嬉しかった
会えたことが。
なんでこんなことに…
GENERATIONSって男の人だけだよね…
そう悩んでいたら見透かされたみたいに
龍友さんが色々言ってくれてるみたいだけど
全然頭に入ってこない
今、私には目の前にいるイヤホンつけてスマホをいじってる人の姿しか
目に入らない
気づけば歩き出して覗いてた
すぐに自分から話しかけることができてた
なんでかわからない
けど龍友さん言ってたことほんとだな、
みんな、いい人たち
玲於side
玲於くんありがとう
龍友さんのおかげで変われそう
いや、変わるんだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。