第44話

噛み付いてばっかり。
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2021/09/13 10:34
三ツ谷「着替えてきたと思ったら…猫持ってんのかよ…」
あなた「足元スリスリしてたから抱っこしちゃったの〜」
麻弥「本当に昨日だけでだいぶ大人しくなったよね〜」
顎下を撫でるとゴロゴロっていってる猫ちゃん
三ツ谷「…飯食う時は下ろせな」
あなた「うん…!三ツ谷くん抱っこする?」
三ツ谷「いやまた引っ掻かれるからいいわ…」
椅子に座ってご飯を食べようとする。そんときに猫ちゃんはちゃんと下ろした。足元にいるけどね…
あなた「いただきます!」
三ツ谷「どーぞ」
サクサクした食パンを食べると、三ツ谷くんは私の前に座り、私のことを頬杖をついて見てる。ぇ…見られながら食べるのは…
あなた「なに?」
三ツ谷「いや?美味そうに食うなって」
あなた「見られてると食べずらいよ…三ツ谷くん猫ちゃんにご飯あげた?」
三ツ谷「あー…そういえばあげてねぇな…待て飼い主お前なんだからお前あげてやれよ…」
あなた「今食べてるもん…!それに私三ツ谷くんと猫ちゃん仲良くなって欲しいなぁ〜」
三ツ谷「言っとくけどよ?!お前が起きる前までずっと噛みつかれてたんだからな?!俺足ずっと赤いんだからな?!」
なんで仲悪いんだろう…
あなた「ゴクン三ツ谷くん名前なににする?」
三ツ谷「あいつの名前…?もう猫でいいだろ…」
麻弥「そう嫉妬すんなってぇ〜飼い主としてしっかりしようとしてるんだからー」
嫉妬って……
あなた「名前…明日からは学校あるし…決めときたいなって…」
三ツ谷「ムスー…じゃあ決めるか……で?あなたはどんな名前にすんだ?」
あなた「………たま?ポチ?」
麻弥「たまはともかくポチは犬じゃん…」
三ツ谷「ルナマナはなんかあるか?」
ルナ「カナー!」
マナ「モナー!」
あなた「なんかルナマナちゃんたちの名前に似てるね…麻弥は?」
麻弥「チビ三ツ谷2号」
三ツ谷「俺こいつと似てんの…?俺こんな牙向いてる奴じゃねぇよ…!」
あなた「三ツ○サイダー?」
三ツ谷「俺の事あなたもいじるなよ!」
あなた「あはは…つい」
三ツ谷「ついじゃねぇよ…」
麻弥「じゃあ1回さ?猫ちゃんの性格とかまとめてみない?行動とかさ?」
あなた「甘えん坊…?噛みグセがある…?鳴かない?」
三ツ谷「凶暴。ずっと噛んでくる。愛想がない。」
麻弥「ここに来てから少ししか経ってないのにここまで態度が違うって笑えるね〜w」
あなた「昨日ずっと私のお腹あたりで寝てたよ?」
三ツ谷「お前が寝てる時もずっと噛まれてたぞ?」
麻弥「三ツ谷やっぱり嫌われすぎてるね〜それに比べてあなたにはもう甘々じゃん」
三ツ谷「俺…やっぱり犬派だわ…」
そう言った三ツ谷くんにガブリと首元を噛み付いた。
え?!首元?!
三ツ谷「いででで!!!」
あなた「ちょっ…!!ダメ!!」
三ツ谷「痛ってぇ…」
猫ちゃんを抱っこして、麻弥に渡す。
それよりも首噛まれてたけど…三ツ谷くん大丈夫なの?
あなた「三ツ谷くん大丈夫?!」
三ツ谷「こいつやっぱり俺の事嫌いだろ?!」
あなた「………三ツ谷くんと仲良くして欲しいんだけどなぁ…」
三ツ谷「それは無理だわ…」
あなた「うーん…噛みグセ直んないかな…」
噛みグセ……噛む……






























































あなた「イト…?」
三ツ谷「何言ってんだ?あなた?」
あなた「名前…イトってどうかなって…!」
麻弥「え?急になんでイトって名前?」
あなた「噛むって英語でバイトゥって発音なんだよね。で、なんかバが固そうな感じだから…抜かしてイト?」
麻弥「なんか…噛むって言ってるようなもんじゃん…」
あなた「実際すごい噛んでるよ?」
三ツ谷「いんじゃね?こいつにピッタリだろ。噛み付いてばっかなんだから。」
麻弥「まぁ多分直んないよね…噛みグセは…」
あなた「じゃあ君の名前はイトだね…!」





































あなた「よろしくね!イト!」
猫「??」

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