私が脱衣所にいる間にルナマナちゃんはパジャマを着ていてた。
ルナ「あなたちゃん絵本読んで〜!」
マナ「読んで〜!」
2人は絵本を持って私の方にきた。
あなた「いいよ。もうルナマナちゃん寝る時間すぎてるから1冊だけね。」
ルナマナ「うん!」
あなた「〜幸せになりましたとさ。おしまい。」
ルナマナ「スゥースゥー」
あなた「ありゃりゃ寝ちゃったかぁ。」
2人を布団が敷いてある部屋があったので、多分2人の部屋だと思い、2人に布団をかけてあげた。
時計を見ると、もう11時をすぎていた。
あなた「眠い…。」
私もそろっと寝る時間なんだけどなぁ…。
でも家に帰るなって言われてるし…。
あなた「少し寝ててもいいかな…。」
私は壁におっかかって瞼を閉じた。
三ツ谷 視点
はぁ…メビウスと抗争後
ドラケンが刺されて病院に搬送された。
そして手術が終わって今、安心して家に帰ってきた。
でもリビングには誰もいなかった。
三ツ谷「寝たか?」
そんでルナマナの部屋に見てみると
案の定いつも通りルナマナは布団で寝ていた。
三ツ谷「浅川。なんで床で寝てんだ?」
床に丸まって寝ている浅川は俺の服を着ていて
男としてグッとくるものがある。
俺、ズボン渡したのになんで上しか着てないんだ…。
ほぼ足丸出しじゃねぇか…。
三ツ谷「危機感ほんとにねぇのな…。」
浅川の事を横抱きに持って
自分の布団に寝かせた。
風呂に入ったのか持った時に俺と同じシャンプーの匂いがした。
やべぇな。俺もっと我慢強いと思ったんだけどな…。
それに飯食ってる?ってぐらい軽い。……もう少し食べさせなきゃな。
そして俺は寝ている浅川の額にキスを落とした。
三ツ谷「これぐらいで我慢できる俺を褒めろよ…あなた…。」
あなた「んぅ…。」
カーテンから漏れてる光で私は目を覚ました。
あたりを見渡すと明らかに自分の家と違う景色。男物の家具がある。
そして少しずつに目が開いていくと私はバッと起き上がった。
あなた「ここ三ツ谷くんの家だった…!」
やばい…三ツ谷くん帰ってくるまで寝てようって思ってたのに…
あなた「朝になってる……」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。