マイキー」「もぐもぐもぐもぐ」

ドラケン「ちゃんと噛めよ」

麻弥「このコスプレも似合うよね絶対！」

エマ「いや間違いない！」

ヒナ「これ2人にも似合うと思う！」

………。

あなた「………………。」

「どうしたんすか？浮かない顔ですけど」

あなた「いやなんというか…皆すごい自由だな〜って…？……すみません１回名前聞いても？」

ちょっと待って……この金髪で…白い肌…その目の色…

隣にしれっと座ってきてクレープを持ってるこの人…

千冬「？名前聞いてませんでしたっけ？松野千冬です。」

あなた「あー…千冬さんって言うんですね…ヒナちゃん言ってましたね〜…！」

そうだ…言ってたよ…！でもその時いなかったような…

千冬「俺はさっきトイレ行ってました」

あなた「あ…だからさっきいないなって…」

……オシャレだ…白ニットに青のチェックのズボン…

それに…敬語で…今礼儀正しい…な…場地さんのおかげだよ…ね…？

そういえば…私生場地さん見てない…

でも今…11月の後半に差し掛かってるし…

結局どうなってるの…？

千冬「？俺の顔になんかついてます？」

あなた「あ…！そんなつもりはないです！」

千冬「ならいいですけど。あなたさんっていうんすよね？」

あなた「そう、そうです！」

千冬「俺より年上なんすから全然タメでいいっすよ？」

あなた「いや…いいの？」

千冬「はい！」

ニカッと笑ってまた黙々とクレープを食べてる…。イケメンだ…。

あなた「ねぇ千冬はどうしてここの文化祭に？」

千冬「タケミッチ…相棒が誘ってくれたんですよ」

あなた「そっか！どう？ここの中学？」

千冬「まぁいい所ですね」

あなた「でしょ〜？スイーツもあるし！」

千冬「あなたさん甘い物好きそうですよね？」

あなた「え？！初対面でそれは言われた事なかったなぁ」

千冬「wwなんか甘い物擬人化したみたいですよwwwwww」

あなた「それはエマちゃんとかヒナちゃんとか麻弥じゃない？あの3人すごく可愛いよ？」

千冬「あの3人よりも俺はあなたさんの方がタイプですけどね」

あなた「え？！…千冬センス悪い…」

千冬「別に本心ですよw」

あなた「…千冬って女たらしなの？」

千冬「そんな事ないですwなんかあなたさんは扱いやすいっつうか…うーん…見てて笑ってるんで…あの人を思い出すなって」

あなた「あの人？」

千冬「俺の中のかっけぇ人です！でも…最近亡くなったんです。死ぬ時まであの人はかかっこよかったんです。俺はその人みてぇにかっこいい奴になりたいです！」

一瞬…悲しそうになった千冬の顔。でもすぐに笑ってさっきと同じ表情になった。

あの人…って…もしかして…

場地さん…？

なら…原作は変わっていないの？

でも場地さんの安否を千冬に聞く訳にはいかない…。

あなた「…千冬には憧れだったんだね！」

千冬「…はい！」

あなた「よーし！千冬！文化祭楽しまないと！もっといっぱい色んなのあるんだよ！」

千冬「wwwそこ段差あるんで気をつけてください」

あなた「え？」

千冬「あなたさんドジっぽそうですもんねw」

あなた「ドジじゃない！ほらマイキーくん！早く食べてまわろ？！」

マイキー「あとちょい…」

そうやって私たちはまだまだ文化祭を楽しむ