第64話

選択
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2021/10/28 13:55
その後三ツ谷くんの看病により私はすぐに回復した。
心配性の三ツ谷くんは私が治るまで付きっきりで看病してくれた。その時イトと仲良くなるかなと思ったけど…
三ツ谷「痛っ!!」
そんな事はなかった…
イトは三ツ谷くんのことが嫌いなままだった。でも不思議とイトは三ツ谷くんの扱いを考えてるのか血が出ない程度には噛んでいた。
そしてある日の夢







































あなた「毎回突然…」
神ちゃん「久しぶり!どう幸せ?!」
あなた「幸せですよ。神ちゃん」
神ちゃん「いやぁ良かった良かった〜!」
ぷかぷかと浮いて笑ってる神ちゃん。
そもそもこの人がいなかったら何もできなく死んでったんだろうな…。
そして三ツ谷くんとも誰とも会えなかったって考えるとすごく怖く感じた。
神ちゃん「君に選択をあげようと思うんだぁ〜」
あなた「選択?」
神ちゃん「うん!これが最後のね。君が好きにすればいい。」
急にかしこまった神ちゃん。
神ちゃん「私は神であり、この世やあの世…はたまた2次元3次元の世界にあるもの全てに平等で管理をしないといけない。そして人にもそれは言えることだよ。だけど…























































君が望むのなら































































元の世界に戻れるよ」
あなた「え…?」
神ちゃん「君の両親は捕まった。殺人と虐待の罪でね。」
ぷかぷか浮いていた神ちゃんはスっと降りてきた。
神ちゃん「私は平等にチャンスをあげる。それは罪人であろうとね。君の両親は望んでいる。君に償いたいって…君が戻ってくることを。…でもそれは君に決定権がある。だから選んで?帰るかこのままここにいるか。私は今回を最後に君の記憶と共に消えてしまう。」
あなた「………………。」
神ちゃん「私はどちらでも君を咎めたりなんてしない。」
帰るか…帰らないか…か…
神ちゃん「この世界からいなくなっても元の世界に戻っても記憶はどちらかなくなっちゃう。だから真剣に考えて欲しい。君が本当にいたい世界を。私に教えてよ。」

























私の記憶に何かしらなくなってしまう。
それが親か三ツ谷くんか
普通に親の方に帰っても神ちゃんから幸せ教えてもらった私は元の世界に帰っても楽しく生活できると思う。
どちらにいても結局私はHappyENDだと思う。
でも片方の記憶がなくなってしまうのはとても寂しい事。
神ちゃん「もしこの東京リベンジャーズの世界からいなくなれば三ツ谷くん達は君の存在すら知らなくなるよう私が記憶を消す。もちろん帰らなければ君の両親から君という子供はいなかった事にして記憶をいじる。だからどっちにしろ同じだよ。ただ人が違う。」
あなた「………神ちゃん私は…」
















































































神ちゃん「そっか…!なら決まりだね!」
あなた「………………………………。」
神ちゃん「まぁそれが自分の人生ってもんよ!」
ニシシッと笑った神ちゃんはまたぷかぷかと浮いた。
神ちゃん「じゃあちゃんとその答え通りやっとくよ。」
あなた「ありがとう。…さようなら…幸せにしてくれてありがとう…!」
神ちゃん「ハイハイ!まぁ記憶からはなくなるけど私は君のこと忘れないから!」
そうやって最後の会話は終わった。

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