第12話

自転車って2人乗り難しいよね。
8,554
2021/08/03 06:35
バイクの方に行くと
三ツ谷「浅川。これかぶってろ。危ねぇから。」
私の手に渡されてたのは、ヘルメット。
でも…これって三ツ谷くんの……だよね…。
あなた「三ツ谷くんはしないの…?」
三ツ谷「俺はなくても平気。あなたになにかあったらやだしかぶってろよ?」
あなた「うん…。」
頭にかぶせてみるとブカブカで…あと顎紐が…つけれない…!
三ツ谷「やっぱり俺のじゃ大きいか?」
あなた「うん…。あと顎の方が止めれない…!」
三ツ谷「wwちょっとこっち。」
1度バイクに乗っていた三ツ谷くんは降りて、私の方に来た。
三ツ谷「顎紐縮めるからな〜。」
そう言って私の顎の方に三ツ谷くんの手が伸びてきた。
しゅるしゅると顎紐を縮めているだけなのに、
三ツ谷くんの手が私の顎や首に当たってちょっとくすぐったい…。
三ツ谷「ん。できた。」
あなた「ありがとう…!」
三ツ谷「まだちょっとブカブカだなw」
あなた「でも全然さっきと比べるといいよ!」
三ツ谷「ならいいwほらバイク乗れって…!」
あなた「よろしくお願いしまーす…!」
意外にも…バイクってまたがるの難しいんだ…。
よしよしとまたがる事がなんとかできた…。
三ツ谷「じゃあ動かすけど…お前服掴んでるだけだと落ちるぞ?」
あなた「いや…その…」
三ツ谷くんの服を一応掴んでるけど、、
あのね…推しにしがみつくのは…しんどい…。
多分顔から火がでる…!
三ツ谷「お前は危なかっしいんだから捕まっとけよ。な?」
すると三ツ谷くんは私の腕を腰にまわした。
ひぃぃぃ…三ツ谷くんのお腹に手が…
三ツ谷「そろっと行くぞ?しっかり捕まっとけよ?」
そんな私の焦りを知らない三ツ谷くんはバイクを出した。









































つかまってる時にふんわりと三ツ谷くんの匂いがして…その時にほんとに顔が熱くなって風が気持ちよかった…。
三ツ谷「浅川。手。」
あなた「えぇ…ん?」
三ツ谷「緩んでる。もっと掴んでろ。」
あなた「これ以上…?でも落ちないよ??」
三ツ谷「だーめ。」
チラッとこっちを向いてきた三ツ谷くんの横顔は……ずるいほど綺麗…。
そんな三ツ谷くんに逆らえる訳もなく渋々と私は腕を強く掴んだ。
さらに密着する所がふえて…もうなんか…幸せと恥ずかしさがやばいぃ……。











































三ツ谷「着いたぞ。」
あなた「ふわぁ…。」
三ツ谷「さすがに眠たいか?」
あなた「うん…。」
眠いのは…昨日の疲れといまさっきのバイクでだと思う…。
あなた「じゃあおやすみ…。」
三ツ谷「おやすみ。」
私はバイクから降りて自分のアパートに向かおとうとした。
三ツ谷「浅川!」
あなた「ん?」
急に呼ばれて振り返ると
三ツ谷「また明日!!」
手を振りながらバイクで帰って行った。

































































































三ツ谷「また一緒にバイク乗りてぇな…」

プリ小説オーディオドラマ