第53話

風邪…引いちゃった…
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2021/09/26 11:45
ピピピ…ピピピ…
目覚ましの音で目が覚めると…もう朝…
隣にはイトがまだ眠っていて…体が重い…
重いって言うか…だるい…それに咳出るし…
あなた「…風邪ひいたのかな……」
体温計をどこにしまったか分からない…ていうか転生してから風邪なんて引いてなかったし…
…三ツ谷くんの体調管理のおかげだったんだね……
あの後私は、千冬も帰らせて散々泣きまくった…
だから目なんてもう…真っ赤で変わんない…
…これでいいの。
三ツ谷くんを…好きな人を困らせたくないし
柚葉さんには可愛いし、いい人だ。
だから…私は……もう…
諦めないと…なんだよ……ねぇ…
昨日泣きまくったのに…まだ諦めきれないの…?
あなた「…ダメだ…もう頭痛くて考えられないや…」
気持ち悪いし…でもイトのご飯あげないと…
ベットから体を起こすのがものすごく辛い…
けど…イトのご飯……
しぶしぶ体を起き上がり、キッチンにあるイトのご飯をお皿に入れた。
うーん…寒い…
11月後半ってもう冬だよね…
私がご飯を入れ終わるとイトは足元でソワソワしていた。
…食いしん坊め……
あなた「ん…どーぞ」
床にしゃがんでエサ皿をおくと勢いよくイトは食べた。
私は棚から体温計がないかとゴソゴソ探してみると…
あなた「良かった…あった…」
ソファに座って体温計を脇に挟めると…






































「38.6℃」
あなた「体調悪いわけだ…高いし…」
寒いし…頭痛いし…気持ち悪いし…
この季節に風邪って…
病院行こうか…迷ったけど…日曜でそもそも開いてないし…体しんどいから寝てよ…
また私は…寝室に戻りベットに寝転がった。
あなた「うぅ…寒…暖房つけようかな…それに…袋用意しとこ…」
ベットのそばに袋を用意して暖房をつけた…いつ吐いても大丈夫なように…
あなた「あー…しんどい…」
ベットの横には三ツ谷くんが作ってくれたうさぎのぬいぐるみ。
あなた「…三ツ谷くんどんな気持ちで作ったのかな…」
三ツ谷くんにとって私はなに…?
柚葉さんいるのになんで面倒見てくれたの?助けてくれたの?
あなた「…もう寝よ…明日学校だし…」
そうして私は目を閉じた。











































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お楽しみに!!

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