第6話

中学生は8時まで外にいちゃダメ!!
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2021/07/31 04:00
あなた「こんばんわ…」
三ツ谷「いや…もう8時すぎてんのになんで外出てんだ?昨日絡まれたばっただよな?」
あなた「………。」
三ツ谷「あん時は昼だったけど今は夜だ。危ないヤツがいるんだぞ?」
あなた「……ごめんなさい。」
三ツ谷「はぁぁ…。見た感じ買い物してたんだろ?家まで送ってやる。」
あなた「え?!いいって家近いんだから!」
三ツ谷「そこははっきり言うのな。でももう送るって決めたから行くぞ。」
あなた「いやホントに近いんだって!」
三ツ谷「別に距離を心配してねぇって。お前が心配なんだよ。」
そう言ってバイクから降りた。
三ツ谷「ほら。持ってやる。」
あなた「いや重いからいいよ…!」
三ツ谷「いーの。」
私の持ってたスーパーの袋を2袋取られてしまい、私は1袋しか持たせて貰えなかった。
それにしたって特攻服似合いすぎ…。作ったの三ツ谷くんだよね…。すごいなぁ…。
それに…こんなにも優しい。
あとバイク押しながら2袋持つってすごい…
三ツ谷「なぁ浅川。」
あなた「はい…!なんでしょうか?」
三ツ谷「毎回俺に敬語だよな。」
あなた「え…?」
三ツ谷「タメなんだから敬語使うのなしな。」
あなた「えー…。いやぁ…。」
三ツ谷「嫌か?」
あなた「そうじゃなくて…」
推しにタメとか…ね。
あなた「その…三ツ谷くんの事は尊敬してるから…なんというか…敬語外すの難しいなぁって…」
三ツ谷「俺に尊敬…?」
あなた「私の事助けてくれたり、優しいし、その…か、かっこいいから!」
三ツ谷「俺がかっこいいねぇ…。」
あなた「もしかして可愛いの方がいい?」
三ツ谷「んなわけねぇよ。男は可愛いは言われたくねぇなw。」
三ツ谷「いやかっこいいってこんなにド直球って言われるとな…?嬉しいつっうか。」
あなた「え…?」
ふと三ツ谷くんの顔を見ると少し赤いように見えた。
三ツ谷「とにかく尊敬しててもタメな!」
あなた「えぇ…」
三ツ谷「俺が…嫌なんだよ!」
あなた「え?」
三ツ谷「その…距離置かれてる感じがやなんだよ。」
あなた「…………三ツ谷くん顔赤くない?」
三ツ谷「は?違ぇし。」
あなた「そう…?」
三ツ谷「じゃあ今からタメな?」
あなた「…はい。」
三ツ谷「じゃあよろしくな。浅川。」
あなた「うん。三ツ谷くん。」
そのあとは、普通に会話が続いた。
私の家に着くまでの間は










































初めてちゃんとした幸せかもしれない。

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