釘崎野薔薇は少し手を挙げ、皆がずっと疑問に思っている事を聞いた。
するとゲームマスター…両面宿儺は少し戸惑いながら答える。
ゲームマスターは『両面宿儺』がそう言うと、パタッ、と倒れた。そして、両面宿儺は会議室の棚…五条悟や夏油傑でも届かない様な棚から一回転して降りてきた。
五条悟はそう言い、納得した様な口振りを見せるが、他の者達はハテナマークを頭に浮かべ、意味が分からないと言う顔をしていた。
両面宿儺は五条悟の心を読んだ様な口振りで言い、にやり、と笑う。
すると、釘崎野薔薇が閃いた様に話す。
両面宿儺はそれから、手を前に出して指を動かす。すると、ゲームマスター…アンノウンは動き出した。それは、両面宿儺の指の動きに合わせて動いている様にも見える。
両面宿儺が喋ると、それに合わせてアンノウンも喋った。両面宿儺は『これで分かったか』とでも言う様な顔で参加者達を見る。
夏油傑がそう言うと、両面宿儺は先程とは違って戸惑いを持たずに言う。
両面宿儺がそう言うと、虎杖悠仁は呆れた様に肩を竦めてそう言う。他の者達も驚いた様な、『は?』とでも言う様な顔で両面宿儺を見ていた。
--------キリトリ線--------
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。