あなたside
とっても寒い日に、彼に呼ばれた。
オシャレなカフェの前で手を温めながら彼を待つ。
ニコニコしながらこちらに向かって来た彼。
心配しながら顔に手をあててくれた。
彼は手を繋いでどこかへ向かっていく
そう言うと彼はルンルンと早々と歩き出す。
しばらく歩くと、目の前が明るく光る。
そこには無数に光る、イルミネーションが広がっていた。

彼はイルミネーションを見ながらそう言った。
私は彼と時間も寒さも忘れ、イルミネーションを隅から隅まで見つくした。
すると、大きなクリスマスツリーが現れ、私達は歩みを止める。
すると、章大は私の肩を叩き、私が振り向くと、軽く私にキスをした。
悪戯な笑みを浮かべ笑っている章大。
でもよく見ると顔が赤く染まっている。
私達の顔は寒さか、照れ隠しなのか、顔が赤く染まっている。
まだ私達の冬は始まったばかり。