何処にでも居るような、とっても平凡なごく普通の中学生...だったはず。
...昨日までは。
「「ピピピピピピピピ」」
今の時刻は7時半。
この物語の主人公だと言うのに…情けない。
輝山芽瑠、13歳。
...生まれた時からドジ。
神様にドジとして生きろとでも言われたかのようなドジ...
.
朝から寝坊して、歯ブラシはお母さんの使って、バッグはお父さんのを持ってるし。
食パン片手に学校へ向かう。
本当に主人公でいいのだろうかと思うほどのドジっぷり。。。
ガチャッ
親友のましろの家へ向かい、一緒に投稿する。これが当たり前。
芽瑠は、毎朝夢中になって話をしているので足元に全く気づいていません(アホ)
だから話してる間、芽瑠の足元に穴や階段が待ち構えていたら純白がガードしていたんです、昨日までは、、、
「「「階段が!!!」」」
純白が抑えようとするが芽瑠はどんどん落ちていってしまった。
______ ドンッッ
見知らぬ中学生6人組が落ちそうになった私をおさえてくれていた。
何処かで見た事のある顔。芽瑠はやっと思い出した。
____ これが、私たちとろくにんの王子様の、最初の最初のおはなし。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。