俺の名前は帰東 宙。
俺は小さい頃から
この世のものではないものが見える。
親はこの俺の能力を認めてくれた。
だが、友に言うと気味悪がられた。
だから、俺はこの能力を秘密にしていた。
中学生になって運命的な出会いをした。
中1の頃………
俺はいつもついてくる女共が嫌で逃げてたら、いつの間にか人気の少ない所へ来てしまった。
道に迷ってると人の声がした。
声の方向へ行ってみると、彼女がいた。
傍から見ると
一人で喋っているように見えるだろう。
しかし俺には見えていた。
彼女は2匹の雑鬼と喋っていた。
驚いた。今まで見える人に会ったことがなかった。
この日を境に俺は彼女に興味を持ち、色々調べた。
仲良くなりたいと思い、声をかけた。
「マブダチ」という存在になった。
彼女は優しくて、周りをよく見ていて、面白くて、ちょっと天然で、可愛くて…………
俺はいつの間にか彼女に恋をしていた。
そして、彼女と関わることで確信はないけど何となくわかってしまった。
彼女は陰陽師だと。
そう考えると辻褄が合う。
しかし、彼女は隠していた。
だから、俺は特に何も言わず影から見守っていた。
そんなある日、ルシファーが来て、彼女を嫁にし、妊娠までさせた。
最終的には彼女は死ぬ運命なんだそうだ。
まだ何も伝えてないのにっ……………
そう簡単には死なせない!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。