ついにこの日が来た。
やつと私の命日となる日。
体育館には全校生徒が集められた。
その言葉に衝撃を受けて、周りがざわめく。
私は一気に毒の効果を解放した。
突然の事で理解出来てないみたい。
だから、私が横から言う。
私は一気に霊力を解放し、私を解いた。
私の周りが光に包まれた。
よしっ、毒は効いてる!
周りがなんか言ってるけど気にしない。
私は強力な結界を生徒たちの前に張った。
私の放った力はやつに強力なダメージを与えた。
だが、しかし………
次の瞬間、やつの術が飛んできた。
かろうじて避けることが出来たが、ちょっとかすって血が出た。
術を放ったがそこにやつはいなかった
横から声が聞こえたと思ったら、
腹に激痛が走った。
やばい!やつが心菜のいる方向に走っていく!
さっきのダメージで結界は弱くなってしまった。
壊されてしまうっ!
急いで心菜の前に立ち塞がる。
肩にやつの術が命中する。
私の最大限の力を出す。
次の瞬間、私の放った力が刃となりやつに突き刺さる。
刃から発する光がなくなると共に、やつも消えていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!