第4話

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2020/02/02 12:45
宙が出ていくと、やつは私にこう言った。
ルシファー
ルシファー
これを着ろ
やつが持っていたのはミニ丈で胸元が空いた赤いドレスとヒール。
私は仕方なくそれを受け取り、着た。
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
……………
ルシファー
ルシファー
うん、いいな。似合ってる
やつに褒められても嬉しくない。
無視していたら、ベットに押し倒され、背中のチャックを開けられた。
さっき着たばっかりなのに………
ルシファー
ルシファー
さっき着たばっかりなのにと思っただろう
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
………思ったけど
ルシファー
ルシファー
制服のまま抱いても嫌だろ?
ドレスの方が抱きやすい(笑)
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
……お好きにどうぞ?
ルシファー
ルシファー
そうか(笑)
なら早速抱いてやるよ!
そういうとやつは私の首に牙を向けた。
そして、ドレスを脱がされ、やつのされるがままになった。
ルシファー
ルシファー
おぉ、お前見た目の割には意外と胸あるのだな(笑)
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
……………
私は何を言われても無視し続けた。
やつが手を出てききた瞬間、感情を心を無にした。でも、さすがに胸の話はちょっとイラッとしたぁ!
顔に出さないようにしたけどぉ!
あー、もう、もっと血を吸えー!

え?なんで私がこんなこと思ってるかって?
それはね、私の血には毒が入っているから!
やつに呼ばれる前に毒を打っておいたの。
その毒入りの血を吸えば吸うほどやつは苦しみながら死ぬ。でも、この効果が出るのはあと2週間後くらいかな~


西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
はぁ、やっと終わった………
やっとやつに解放され、私は階段を降りていた。
やつの部屋は1番上の端っこにある。
私の教室からは程遠い。
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
あー、疲れた………
体が重い………
色々されたから体が重いしだるい。
髪もボサボサだし、そのまま着てきたドレスもヨレヨレ。私は片手に明日着るドレスを持ってフラフラしながら歩いていた。
すると………
帰東 宙
帰東 宙
あ…………
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
かな、た………?
帰東 宙
帰東 宙
やっと来た………
安心したのか一気に体の力が抜けて倒れそうになった。そんな私を宙が支えてくれた。
帰東 宙
帰東 宙
舞琴っ!
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
宙………
帰東 宙
帰東 宙
舞琴……、一体何があった?
髪もボサボサだし、ドレス姿だけどヨレヨレだし………
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
それは、カクカクシカジカで………
さっきあったことを宙に全て話すと、宙は般若みたいな顔をして怒った。
帰東 宙
帰東 宙
はぁ!?お前、そんなことされたのか!?
あいつ、やばいな!そういうプレイが好きなのか!
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
お、落ち着いて、宙さんっ(笑)
帰東 宙
帰東 宙
お前、ちょっとくらいは抵抗しろよ!
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
うっ、すみません………
帰東 宙
帰東 宙
首なんて血がべっとりだぞ!
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
え?うわっ、ほんとだ……
帰東 宙
帰東 宙
つか、あいつもあいつだ!
舞琴を抱くとか、ロリコンか(笑)
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
おいっ、
なんか貶された気分なんだけど!
帰東 宙
帰東 宙
舞琴なんてぺちゃぱいだし…………
いやそうでもなかった///
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
え、何急に顔を赤らめてんのよ………
宙の視線の先を追うと………
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
っこの、変態!!!
帰東 宙
帰東 宙
はだけてるのに直さないそっちが悪い
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
知らなかったのよっ///
帰東 宙
帰東 宙
ばーか………///
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
う、うるさい///!
もう、宙ってば最低!見るなんて………///
あー、最悪……///
その後、教室に戻ると心菜が泣いて抱きついてきた。
伊藤 心菜
伊藤 心菜
舞琴~~~っ(泣)
西園寺 舞琴
西園寺 舞琴
はいはい(笑)

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