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気づいた時にはもう遅かった
片割れを好きだなんて 、 本能がそう言っても
心だけは認めていたくなかった 。
もう戻れないから
いつからだったのだろう 。
一度離れた時か?
再会した時か?
共にQuizKnockへ入った時か?
否 、 言うまでもなく
物心の着いた子供のときなのだろう 。
最初から運命は決まっていた 。
もちろん 僕から言ちゃんにこの気持ちを伝えるなんて
できるわけが無い 。
いや 、 したくない
この双子という関係を壊してしまうのが
今まで積み重ねてきたものが壊れてしまうのが
大好きな言ちゃんの未来を壊してしまうのが 、
嫌だから 。
だから僕はただ君を想って
この気持ちに蓋を閉めようとしていた 。
別にお互いの家に行くのは珍しくない
ただ 僕が言ちゃんへの気持ちに蓋を閉めてからは
僕から誘うことは減った 。
明らかに 、 言ちゃんとの距離感が変わったのは
言うまでもなかった 。
その代わりに言ちゃんが僕を誘うことが増えた
その距離感に違和感を抱き始めているんだろう
もう核心に触れられたっておかしくない 。
そこから僕らは何を話すこともなく
ソファに腰をかけた 。
今までは暑苦しいほどくっついていたのに
今は 1センチの壁があるかのよう
双子って不便だ
隠したくても全てお見通しなんだから
ほら 、 僕らは双子だから
全部バレてるんだよ
言ちゃんは僕のホントの気持ちだけ知らない
大好きで、大好きで、
もう耐えられないことだけ知らない
僕だって避けたくない
ずっとそばに居たい
でも
でも
僕がこの気持ちを伝えたら僕らの関係は終わる
QuizKnockでいつも通り仕事なんて出来ないし
いつも仲良しな< 問言 >になんて戻れない
あぁ
伝えるつもりなんて さらさらなかったのになぁ
分かってよ
もうこれ以上言わせないで
双子は何でもわかってくれるんでしょ
言ちゃんの言う好きは僕と同じなはずない
なんせ 、 僕らは < 双子 > なんだから
こんなことあってはいけないって、
ずっと思ってたのに
君の一言で全てがどうでもいいやって
ただ 言ちゃんを好きな気持ちだけを考えていたい
世間的に認められるような
純粋な恋じゃないのはわかってる 。
でも
僕らは ずっと昔から
最悪 ふたりぼっち だもんねって 。
だから誰からも祝福されるような
恋じゃなかったとしても
貫き通せるはず 。
そう言って 照れ笑いする言ちゃんを見て
ただ あぁ可愛いな 、 なんて 。
すれ違いを書きたかった ←
こんな長く書くとは思ってなかった












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。