第3話

ただ君を想ふ < mngn >
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2026/03/11 23:32 更新

  mn(→→)←gn  

  気づいた時にはもう遅かった
  片割れを好きだなんて 、 本能がそう言っても
  心だけは認めていたくなかった 。

  もう戻れないから



  いつからだったのだろう 。
 
  一度離れた時か?

  再会した時か?

  共にQuizKnockへ入った時か?



  否 、 言うまでもなく
  物心の着いた子供のときなのだろう 。


  最初から運命は決まっていた 。





  もちろん 僕から言ちゃんにこの気持ちを伝えるなんて
  できるわけが無い 。

  いや 、 したくない

  
  この双子という関係を壊してしまうのが
  今まで積み重ねてきたものが壊れてしまうのが


  大好きな言ちゃんの未来を壊してしまうのが 、


  嫌だから 。


  だから僕はただ君を想って
  この気持ちに蓋を閉めようとしていた 。
gn
 問ちゃん 
gn
 今日家行っていい? 
mn
 どしたん?いーよ 
gn
 問ちゃん仕事終わったら言って 
mn
 ん 
  
  別にお互いの家に行くのは珍しくない
  ただ 僕が言ちゃんへの気持ちに蓋を閉めてからは
  僕から誘うことは減った 。

  明らかに 、 言ちゃんとの距離感が変わったのは
  言うまでもなかった 。

  その代わりに言ちゃんが僕を誘うことが増えた

  その距離感に違和感を抱き始めているんだろう
  もう核心に触れられたっておかしくない 。
gn
 お邪魔しまーす 
mn
 ごめ、なんもねえや 
gn
 話 、したかったから 
mn
 そか 
  そこから僕らは何を話すこともなく
  ソファに腰をかけた 。


  今までは暑苦しいほどくっついていたのに
  今は 1センチの壁があるかのよう
gn
 あのさ __ 
mn
 っご飯頼まない? 
gn
 話 逸らさないで 
  双子って不便だ

  隠したくても全てお見通しなんだから
  
mn
 ごめん 
gn
 あのさ 、 
gn
 なんでそんな最近避けるわけ? 
gn
 バレてないって思った? 
mn
 えと、ごめ 
gn
 謝って欲しい訳じゃない 
mn
 うん 
  ほら 、 僕らは双子だから

  全部バレてるんだよ



  言ちゃんは僕のホントの気持ちだけ知らない
  大好きで、大好きで、
  もう耐えられないことだけ知らない


  僕だって避けたくない
  ずっとそばに居たい


  でも



  でも
mn
 言ちゃんに幸せになって欲しいんだよ 
gn
 はぁ? 
  僕がこの気持ちを伝えたら僕らの関係は終わる

  QuizKnockでいつも通り仕事なんて出来ないし

  いつも仲良しな< 問言 >になんて戻れない



  あぁ

  伝えるつもりなんて さらさらなかったのになぁ
mn
 僕は言ちゃんが好きだよ 
gn
 何、今更 
 僕もだよ 
mn
 違う 
mn
 恋愛対象として好きなんだよ 
gn
 だから__ 
mn
 でも! 
mn
 もうやめる 
gn
 なん、で 

  分かってよ


  もうこれ以上言わせないで



  双子は何でもわかってくれるんでしょ
mn
 言ちゃんの未来を邪魔したくない 
gn
 違う 
gn
 問ちゃんは勘違いしてる 
gn
 勝手なことばっか言って 
 いつも一人で突っ走る
mn
 うん 
mn
 でも 
gn
 でもじゃない 
gn
 僕だって好きなんだって 
  言ちゃんの言う好きは僕と同じなはずない

  なんせ 、 僕らは < 双子 > なんだから
mn
 僕は恋愛的にだって、 
gn
 だから! 
gn
 そうだって言ってんの! 
mn
 嘘だ、 
gn
 嘘なんてつく訳ない 
gn
 僕は問ちゃんが好きだよ 
  こんなことあってはいけないって、
  ずっと思ってたのに


  君の一言で全てがどうでもいいやって


  ただ 言ちゃんを好きな気持ちだけを考えていたい

mn
 僕だって大好き 
  世間的に認められるような
  純粋な恋じゃないのはわかってる 。


  でも



  僕らは ずっと昔から

  最悪 ふたりぼっち だもんねって 。


  だから誰からも祝福されるような
  恋じゃなかったとしても


  貫き通せるはず 。
mn
 僕と付き合ってくれませんか? 
gn
 もちろん 




gn
 ってなんか堅いね、 
  そう言って 照れ笑いする言ちゃんを見て


  ただ あぁ可愛いな 、 なんて 。
  すれ違いを書きたかった ←

  こんな長く書くとは思ってなかった

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