勝己が泣いていることにびっくりしていたら、
いかにも警察。みたいな雰囲気を出したお兄さん、お姉さんが立っている。
" 出来ないのよ 。 "
目覚めるとそこは薄暗い 、 冷たいところ 。
「 ぉ、かぁさ、ん ? 」
__ 生温い感触 。
フラッシュバックされる 、 私の記憶 。
「 たす、けて 」
誰も助けてくれなかった 。
ヒーローなんて 、 ヒーローなんて 。
" クソ喰らえ " だ 。
『 私が今日から 、 お母さんだから 。 』
「 あなた ちゃん !! 」
「 あなたちゃ〜ん!!! 」
「 あなた…、ちゃん 、 ? 」
「 オイ 、 あなた 」
「 あなた 、 … 」
「 あなた 、 ??? 」
温かみを知ったから 。
" 冷たい " と感じて 。
知らなかったら 、 分からない温もり 。
" 私の 、 ヒーロー "
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!