第22話

いちごミルク。
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2020/11/14 12:55




















結月:あなたごめん!今日購買行くわ!




あなた:わかった!あたしも自販行きたいからついてく!
















お昼休み

あたしは購買へ行く結月について行った

購買に着くと一旦別れ

あたしは自販機へと向かった


















あなた:えっと……あ,あった!

















学校の自販の中でも一番好きないちごミルク

あたしはそれを買おうとお財布から小銭を取り出した


















『 お金出す必要あらへんやろ? 』

















突然背後から声がして顔を上げると

誰かに後ろから小銭を入れられ

その指はそのままいちごミルクのボタンを押した

あたしはゆっくりと振り返った






















侑:なーにいちごミルク買おうとしてんねん




あなた:あ,侑くん……!?



















自販機に押し付けるような形でいちごミルクを買ったのは

なんと侑くんだった

















あなた:どうして……?




侑:はぁ?お礼はいちごミルクがええって言うてたやん




あなた:あ,あれは結月が勝手に……!




侑:ほぉ?ほんなら他の物が良かったん?




あなた:え……?

















侑くんは取り出し口からいちごミルクを取った

自販機を見ると

いちごミルクには" 売り切れ "のランプが点灯していた




















あなた:え,売り切れ……!?




侑:ほら,侑くんから貰わんといちごミルクは飲めへんで?
















侑くんは意地悪そうな顔で笑いながら

いちごミルクを持っていた


















侑:欲しい?




あなた:……欲しい,です……




侑:ほなくれたるわ


















侑くんはいちごミルクをあたしに手渡そうとし

あたしも受け取ろうと手を伸ばした

しかし侑くんは______

























そのままあたしの手を掴んで____額にキスをした




















侑:……シャーペンと消しゴム,ありがとな




あなた:……え……?

















侑くんはそう言うと

あたしにいちごミルクを手渡してその場を去った

何が起こったのか理解出来ずに固まった

胸が凄くドキドキしている






















あなた:何,これ______?






















あたしは貰ったいちごミルクをキュッと握った

そんな姿を" あの人 "に見られていたなんて

全然______気が付かなかった。










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