第20話

一人やないで。
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2020/11/14 09:37




















あなた:……ん……


















重い瞼をゆっくりと開くと

そこは見慣れない天井だった

あたし_____どうなったんだっけ……?




















結月:あなた……!




あなた:え……?




侑:目,覚めたんやな


















あたしはベッドに横になっていて

ベッドの横には侑くんと結月がいた

もう授業は始まってる時間なのに

どうして______?





















結月:あなた,酷い事言うてごめん




あなた:え……?




結月:酷い態度,とってほんまにごめん


















結月はあたしを抱き締めて

震える声でそう言った




















結月:あなたが私を信用出来ないことはわかってる




あなた:え……




結月:私達には言えない何かを背負ってるのもわかってる




あなた:………!




結月:直ぐに信用してもらえるとは思わない。やけど私はあなたを助けたいッ………
























『 あなたの" 本物の親友 "になりたいのッ……! 』




















結月:やからゆっくりでええから私を信用して欲しい




あなた:え……?




結月:話したいと思った時でええから,あなたの事も話して欲しい


















" あなたの事,もっと知りたいねん "

結月はそう言いながら

力強くあたしを抱き締めてくれた
























侑:あなた




あなた:………?






















『 あなたは一人やないで。』


















侑:あなたにはちゃんと味方がおる




あなた:……!




侑:此奴やって……俺やってあなたの味方や




あなた:え……?




侑:やから……ゆっくりでかまわんから……俺らに心を開いてくれへんか?
















侑くんはそう微笑んであたしに手を差し伸べた

あたしは______一人じゃない……?



























あたしは侑くんの手を____ゆっくりと握った。











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