第39話

どれだけ好きやったのか。
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2020/11/22 03:09




















侑:ぜんっぜん分からへん!!!!




角名:バレーの理解力は化け物みたいなのに何で勉強は出来ないの?




侑:うっさいわ!勉強とバレーに使う頭は別や別!




銀島:侑は頭2個あるん?




侑:そういう訳ちゃうわ!




















テスト期間に突入した

赤点を取ったら合宿に行かせない

北さんにそう言われて俺は必死に勉強しとった



















侑:……ちゅーかサム遅ない?




角名:確かに




銀島:サボっとるんやない?




角名:侑じゃないんだから




侑:俺ならサボる言いたいんか!!


















サムは" 図書室に参考書取り行ってくる "

って言うてから一向に戻ってこうへん



















" 図書室で勉強するんだ______! "























侑:!




角名:?侑どうしたの?




侑:俺も参考書取ってくるわ!!




角名:はぁ?侑が参考書なんて読んでもわからな……ってもういないし


















あなたが今日,

" 図書室で勉強する "って言うてた事を思い出した

もしかしたら______

そう思った俺は立ち上がって

気付いたら図書室に向かっとった






















侑:………!やっぱり……!!!!


















向かう途中の廊下から図書室が見えた

運が良いのか悪いのか

丁度見える窓際にサムとあなたが見えた


















侑:( 何話しとるんや………? )






















サムとあなたは何かを話しとるようやった

俺は立ち止まって暫く二人を見とった




















侑:………は?



















戻ろうとしたあなたの腕をサムが掴んで

そのまま窓に押し付けて

______あなたにキスをしよった






















" 俺もまだ,あなたの事が好きやねん "

















サムがどれだけあなたの事が好きなのか

どれだけ本気で愛していたのか

どれだけ忘れられていないのかを

______突き付けられた瞬間やった。










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