第16話

限界。
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2020/11/13 12:00




















あたしはあれから2.3日学校を休んだ

学校に行けば色んな人から色んな目で見られる

もうそれが______耐えられなかった






















あなた:………もう朝………



















来て欲しくないのに朝は来る

治くんと別れてから色んな噂が出回った

真実もあればデタラメもある

しかし噂を聞く人はそれを鵜呑みにする

あたしはその頃から色んな目で見られていた

直ぐに慣れる。そう思っていたのに

侑くんと仲良くし始めてから____それは悪化した




















あなた:……あたしは……仲良くする事も許されないんだね




















いっそ侑くんに話し掛けないでほしいと

言ってしまった方がいいのだろうか

そんな事______言えない






















あなた:今日も休も………




















学校に行く事を考えるだけで吐いてしまっていた

今まで耐えてきたものが

今限界を迎えているのかもしれない





















ガチャッ



















母:いつまで寝てるの?




あなた:……今日も休む





母:はぁ?何言ってんの!?




















母はあたしの前髪を掴み上げた




















母:あんた,誰の金で学校通ってると思ってんの?




あなた:………




母:いい加減にしなさい。今日は学校に行きなさい



















母はそう言ってあたしの前髪を離すと

制服をあたしに投げ付けた























母:学校に行けること,もっと感謝しなさい




あなた:………




母:返事は!?




あなた:は……い………ッ
























怒鳴り声にビクッと肩が震える

人の怒鳴り声は______嫌いだ





















母:はぁ……あんたがいたからお父さんは出て行ったのよ




あなた:………
























『 あんたはいつも人を不幸にしかしない。』























母はそう言い捨てて部屋を出て行った

一番支えて欲しい実の親に

そんな事を言われて傷つかない子がいると思う?














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