第3話

嫉妬
383
2019/12/27 20:06
you
ね~ね!ウジちゃん!
ウジ
ウジ
なに
you
一緒に帰ろ~!
ウジ
ウジ
...
























[おう]と言おうと思った時、














俺の視界の片隅に、例の"先輩"が映った。

























俺の中で収まっていたはずの















[怒り]


















いや、きっと















嫉妬心だろう。
















































それがふつふつと心の中での存在を大きくしていった





























本当なら、手を握って




















あの先輩に見せつけるように帰ってやりたいが























今の俺にそんな余裕はなく






























あなたを突き放してしまった。



















ウジ
ウジ
俺じゃなくて
ウジ
ウジ
お前の大好きなあいつと帰りゃ
いいじゃん
そうやってあの先輩を指さす。

































嗚呼、どうして俺は
こんなにも素直になれないのだろうか。















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