この子の為なら…

そう思うようになったのは中学生の頃からだ

僕は中国から引っ越して韓国の中学に転校した

その時は人見知りで言葉もあまり発せなかったけど

ある小さな可愛い男の子が話し掛けてくれた



🐭「あぁ…あのチョンロくん」

🐬「あっ、はい…」

🐭「その…僕と、友達になりませんか？」

🐬「…あぁ、うん！」



それから僕達は仲良くなるのに時間は掛からなくて

今では1番の親友になった

この話は茶番でチソンが失恋したって話

僕はイェリンさんの家の事情は知ってたから

付き合えないだろうなと思っていたけどリアルに失恋してて

チソンが心から悲しんでたから

ゲーム機とイェリンさんをプレゼントした



🐬「今日は…ヘチャンヒョンの誕生日なのに」

🐭「あっ…忘れてた」

🐬「一緒に買い物行く？」

🐭「別にあげなくても怒らないよ~」

🐬「チソンだからねㅋㅋ」

🐭「ねぇチョンロ」

🐬「なぁに？」

🐭「いつもありがとう」

🐬「いきなりどうしたんだよㅋㅋ」

🐭「イェリンの事もチョンロがしたんでしょ？」

🐬「…そうだよ」

🐭「もうそういうのしなくていいよ」

🐬「そっか、ごめん」

🐭「その代わりに僕とずっと友達といて」

🐬「老人ホーム入るまで？」

🐭「うん！」

🐬「イェリンとは付き合えたの？」

🐭「付き合ってないよ」

🐬「…」

🐭「イェリンより良い人がずっとそばにいた」

🐬「今日はよく喋ることで」

🐭「テンション高いからね今日は」

🐬「誰？良い人って」

🐭「チョンロ」

🐬「はい？」

🐭「嘘じゃないからね？」

🐬「分かってるよその声と顔で」

🐭「僕のこと1番分かってる」

🐬「それはお前のお母さんとお父さんとお兄さんでしょ？」

🐭「いや…家族だから話せないことの方が多いよ」

🐭「僕はやっぱり恋愛するよりチョンロといる方が楽しい」

🐬「何それ…///」

🐭「えぇっ照れてる~ㅋㅋ」

🐬「照れないよ~ㅋㅋ」

🐭「照れたくせに」

🐬「買い物行こっか」

🐭「何買えばいいと思う？」

🐬「マクヒョンのサイン付きのりんご」

🐭「うん、それに決定！」

🐬「後のことは何も保証しません」

🐭「えぇ~…」



今日も僕の大好きな友達…親友と一日を過します

僕も恋愛よりもチソンといる方がずっと楽だし、幸せだよ

なんて言う日は老人ホームに入った時かな？