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第5話

4
つつじいちゃんは、
喫茶「つつじ」を
突然町に帰ってきた
藍に喫茶店を譲った

それから
つつじいちゃんは
安心したかのように
息を引き取ったそうだ



残されたおばあちゃんは
老人ホームで暮らすことになった


喫茶「つつじ」の前で
いつものようにエプロンをした藍は、


走り出した白いワゴン車を
見えなくなるまで見送った



_藍@あい_
あい
さ、店開けるか……
藍が店に入ろうとした時、
長いロングヘアを後ろで
一本に結んだ女性が藍に声を掛けた
紅葉(壱子の母)
藍、おはよう
_藍@あい_
あい
もみじさん、おはよう
紅葉(壱子の母)
おつかれさま
_藍@あい_
あい
じいちゃんも、
ばあちゃんも
幸せだったのかな
紅葉(壱子の母)
幸せに決まってるよ
紅葉(壱子の母)
最後はあんたが
つつじをいでくれた
_藍@あい_
あい
そっか
紅葉(壱子の母)
壱子、つつじで
働くんだって?
_藍@あい_
あい
あぁ、雑用だけどな
紅葉(壱子の母)
ふつつかな娘ですが
よろしくお願いします
_藍@あい_
あい
知ってる
紅葉と藍は笑った


紅葉は、喫茶「つつじ」の隣の
児童養護施設「虹の家」を運営している


藍は紅葉の妹のかえでの息子だ
_壱子@いちこ_
壱子いちこ
あれ
_藍@あい_
あい
ちゃんと起きられたんだな
紅葉(壱子の母)
じゃ、壱子のことよろしくね!
店長さん
紅葉(壱子の母)
壱子、
ちゃんと仕事すんだよ
_壱子@いちこ_
壱子いちこ
はーい
藍と壱子が店の中に入ると、
藍のスマホが鳴った
_藍@あい_
あい
藍が電話にでる

私は店の掃除を始める
つつじで働くのは初めてではない

お小遣いが欲しい時は
つつじで短期バイトをしていたから
勝手はわかってる


_藍@あい_
あい
なに?
_藍@あい_
あい
は?
_藍@あい_
あい
いや、そういうの…無理
壱子はテーブルを拭きながら
ちらりと藍の方を見る
_藍@あい_
あい
忙しいから
じゃね
藍は耳からスマホを離してポケットにしまった
壱子と目があった
_藍@あい_
あい
なんだよ
_壱子@いちこ_
壱子いちこ
別にー
テーブルを拭く手に力が入る
さっき拭いたところを何度も拭いてしまう
_藍@あい_
あい
さ、今日も、
お仕事頑張りましょう
新人くん
藍は手をぶらぶらとしながら
カウンターへ向かった
_壱子@いちこ_
壱子いちこ
女だ……
小さな声が心から漏れた