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第24話

23
藍が


またこの町からいなくなってから


何年が経ったかな__________



つつじには
知らない人がいる




どういうわけか




大和はフランボワーズに戻らず
ずっとつつじで働いていたが、
春からは本社に異動するそう





私もあのあと



なんとなく


フランボワーズも
つつじからも離れて



お母さんの手伝いをして暮らした









でも
春から東京で暮らす






_壱子@いちこ_
壱子いちこ
おはよう
壱子は空になったおかゆの鍋を机に置いて
乾いた冷えピタをがした
紅葉(壱子の母)
おはよう
もう熱下がったの?
_壱子@いちこ_
壱子いちこ
うん
紅葉(壱子の母)
間に合って良かった!
大和くんも心配してたよ
_壱子@いちこ_
壱子いちこ
もしかして、
大和きた?
紅葉(壱子の母)
え?
来てないよ?
壱子はそっと自分のくちびるに触れた
紅葉(壱子の母)
もう準備できたの?
_壱子@いちこ_
壱子いちこ
できてる
壱子が感じた


違和感


紅葉(壱子の母)
ねえ、壱子……
東京行く前にね……
紅葉(壱子の母)
話したいことがあるんだ
紅葉は椅子に腰を掛けた
少し開けた窓から優しい風が吹く
_壱子@いちこ_
壱子いちこ
どうしたの、改まって……
壱子は照れたような顔で紅葉の前に座った
紅葉(壱子の母)
これ……
紅葉が差し出したのは

一冊の週刊誌
_壱子@いちこ_
壱子いちこ
前に表紙だけ見たことがある
紅葉(壱子の母)
お母さんね……
死ぬまで隠し通すつもりだった
母の言葉に心が揺れた
紅葉(壱子の母)
でも……
このままじゃいけない気がして
紅葉(壱子の母)
これは……
責任を感じていたくない
私たち親の
ただのエゴかもしれない
紅葉(壱子の母)
だから……
_壱子@いちこ_
壱子いちこ
読むよ
_壱子@いちこ_
壱子いちこ
後悔なんてもう……しない


壱子はためらいなく手を伸ばして





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