〈久野 火魅華〉
私はお兄ちゃんから貰ったプレゼントとお兄ちゃん、お父さん、お母さんの写真をもって家に帰った
嬉しい事にみんなは今日仕事
早く部屋に行こう
[ガチャ]
家族の写真をお父さん、お兄ちゃん、お母さんの順に置く
そしてその前にお線香...
これからどうすればいいんだろう...
ダメだ...
やっぱり泣いちゃうよ...
まさかさ...
誰かいたなんて思わなかったんだよね
〈???〉
帰ってきたらアイツの靴があった
昨日も帰ってかないから2度と来ないんじゃないからと思ってた (笑)
だけど...
アイツの部屋から泣き声が聞こえた...
何に対して泣いているかは知らない...
別に興味無い
だけど...
誰に対して謝ってんの?
謝るなら俺らにも謝って欲しいんだけど
えっ...?
今、お兄ちゃんって言った?
アイツに兄弟なんているの?
聞いた事ないんだけど
まさか......ね
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。