永瀬「ほな、まずは数学な。」
部活ないからはよ帰ってきたら
もうおるやん、へ、?なんなんまじ
しかも勝手に人の部屋入ってきよるし…
永瀬「まずあなたちゃんの実力どんなもんか知るためにテスト作ってきたからこれ解いてな」
『……数学嫌や、』
永瀬「時間は20分間な、よーい、スタートー」
『…無視かよ』←小声
-20分後-
ピピピピッ ピピピピッ
永瀬「はーい終わり、丸つけするから
次国語な〜」
『え"、まだやるん?』
永瀬「今日は5教科やで?」
『……休憩は?』
永瀬「2教科ずつやな、ほら、始めんで」
『スパルタすぎん、?』
-1時間後-
永瀬「はーい、お疲れさん、丸つけ終わったけど、
あなたちゃん、こりゃあかんわ、」
『なにがや、』
永瀬「1教科20点満点ずつ合計100点満点で
5教科合計30点……あかんよ…」
『え、どこがや』
永瀬「国語なんか0点やし、笑」
『笑わんでや、国語苦手なんよ』
永瀬「英語が1番高いな、12点か、まあまあやね」
『やろ、他は、?』
永瀬「数学が8点、理科が6点、社会が4点」
『………。』
永瀬「これは教えるかいがありそうやね〜」
『……ほどほどに頼むよ永瀬さん、』
永瀬「先生ってよんでほしいわぁ」
『絶対いやです』
一生呼ばへんし認めへん
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。