あなたは僕の憧れで、

あの頃の僕の全てだったと思う。






僕が " 先輩、"って声を掛ければ

やさしく笑って" なぁに？ "って振り向いてくれた。





あなたに近づきたくて、もっと大人になりたくて

生徒会にも入ったし、勉強もたくさんした。





あの頃の僕を形造ってたのは

紛れもなくあなたなんだよ。

ドアを開けて

僕らを見たヒョンは

目をぱちくりとさせていた。

イライラする。

僕があなたの元カレだって知っても

まだ優しくできる？



今のあなたを作ったのは僕だって

そう言ってもまだ僕のことを心配できる？

僕を床に叩きつけて

そう吐いたボムギュヒョンは

そのまま部屋をあとにした。







バンッ、という

大きな開閉音が部屋に響いた。

僕のシワになった襟元を丁寧に直しながら

ヒョンは眉を下げてそう言う。

初めて、。

殴ってた相手は紛れもなくこの僕だけど。












眉間にシワを寄せて

神妙な顔をするヨンジニヒョン。

嘘。

あぁ、ついてますよ。

たくさん。

いや、嘘っていうか、言ってないこと。

僕はもしかしたら、人を怒らせる天才かも。

僕の呼ぶ" あなた "に

ヨンジニヒョンは眉をぴくりとさせた。

あなた、僕とのことをヒョンに話したの、？

ヒョン、なんて言ってた？

僕のこと殺したいって？






みんなして僕のことを殺したがるんだね。

どうしたらいいですか。

やっぱりボムギュヒョンに

殺してもらったほうがいいかも。







そしたらきっとこの気持ち悪いのもなくなるでしょ？

ヒョンと、。

ヨンジュンさんだから、か。

















ようやく、僕から逃れられたんだから

荒波を立てないで。
















ボムギュヒョン、そう言いたかったんですか、？

To Doさんの作品です。
スビンペンの私からしたら至福でしかない作品です。

バーテンダーの優しくてちょっと危険なスビンさんと
失恋したばかりの女の子のちょっと大人なお話です🍸

大人な恋愛っぽいのに文章とか雰囲気が優しくてふわふわしていて
なんとも言えないドキドキを感じられる作品です。

優しくてちょっとミステリアスなスビンさんに癒やされたい方は是非。







自分から交換宣伝させてほしいと願い出たのに
こちらの勝手でこんなに遅くなってしまって申し訳ないです。

To Doさんのお話本当に大好きです。
尊敬してます。
交換宣伝申請の時効が切れてないことを願ってます、。

遅くなって本当にごめんなさいㅠㅠ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　流川。