おはようございます!予定、書き忘れちゃって……朝早くにごめんなさい。予定、教えて貰っていいですか?
朝起きると、大好きなあの子からの連絡が来て目を丸くさせながら、予定を確認。
文字うつのだる。
だから、喋りたい気持ちと半々で、勢いで電話をかけてみた。
前にもこんなことあったよなぁー。
あなたちゃんは忘れっぽい。
だが、そのわすれっぽさには度々違和感があって。
つくってるとかそーゆーのじゃなくて、自分の事を理解してないというかなんと言うか・
これも忘れていたみたい。
だけど、この子はきっと本当に忘れっぽいんだって。
何回か僕は言い聞かせた。
僕は考え事をしながら家を出ていった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。