第7話

6.
59
2020/06/06 18:00
今日は土曜日。お母さんと病院に来た。
さっちゃん医者くみちゃん看護師の様子がおかしい。やっぱり私は
夏希
〈聞こえなくなってるんだよね?〉⬆手話
くみちゃん(看護師)
夏希ちゃん…
さっちゃん
………
お母さん
夏希
分かってたんだ。




前々から段々声が聞こえづらくなってた
夏希
〈大丈夫だよ。〉
静月が居る。さっちゃんも、みくちゃんも、お母さんもいる
夏希
〈私ね。怖くないんだ〉
嘘だ。
夏希
〈どうせ、あと100日だし。〉
そんなこと思ってない
夏希
〈ここまで生きれたのも、凄いことだよ。〉
本当はもっと生きたい
夏希
〈だから、そんな顔しないで〉
もっと楽しい事したいッ
夏希
〈大丈夫だから〉
悲しい
夏希
〈声が出なくても、目が見えなくても、耳が聞こえなくても、何にもなくても、私は私だから。〉
壊れそう
夏希
〈ほら、まだまだ、楽しいことしよ〉
泣き叫びたい
くみちゃん(看護師)
…ごめ…ん…
夏希
ッ…?
何言ってるの?
くみちゃん(看護師)
ごめん……ね。…夏希ちゃんッ…ホントにッ…ごめんね
くみちゃん(看護師)
まだまだ、したい事あるのにッ!……楽しい事も辛い事も……もっともっと…先これからあるのにッ!
お母さん
久住さん。ありがとうございます。私達はこれで
さっちゃん
…夏希ちゃん。絶対に救ってあげるから。もう少し待っててくれ
さっちゃん。ありがと




聞こえないはずなのに。すごく安心した
お母さん
夏希…
夏希
……
……仕事だよね。分かってる
夏希
〈行ってらっs((〉
お母さん
今後。こんなことで呼び出さないで。
夏希も知ってるでしょ?私は大手企業の社員なの。病院から連絡があった時は何事かと思ったけど。
お母さん
耳が聞こえなくなるなんて。当たり前よ。貴方は障害者なんだから
お母さんは私がもう生きれないって思ってるんだ。もう、キタイなんでしてないんだ
そんな言い方ないでしょ。
お母さん
?!…誰?
静月!
静月
自分の子供にそんな言い方ないでしょって言ってんの。
静月
障害者なんて、言ったらダメでしょ。
静月
大の大人が、何障害者。障害者。言ってんの?エリートの社員さんならそれぐらい分からないと。
お母さん
なっ………夏希この子は?
夏希
〈私の…友達〉
静月
友達なんかじゃないよ?
お母さん
ふっ
夏希
ッ…
静月
"大"親友?
夏希
……ッ…グス…
お母さん
/////……会社に戻るわッ
静月
あーもう、泣かないの
狡い……狡いよッ……
夏希
狡い(口パク)
あ、これじゃ伝わんない
静月
ふはッ…何が狡いの?
夏希
〜〜〜///狡い(口パク)
笑うのは……反則ッ








何で気づかなかったんだろ。


















静月が病院になんで居たのかって

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