『ふぁあ』
まだ眠い
時計を見ると
PM7:30
窓から夜明けの光が射し込む。
綺麗だなぁ
なんて呑気に起き上がった
…
頭がくらくらする。
昨日の母の料理のせいだろうか?
いや、さすがにそんなことはない
頭に手を沿えてみる
熱い。
どうも風邪を引いたらしい。
ガチャ
『結芽そろそろ…あっ起きてたの。』
『私、風邪引いたみたい。…お母さん?』
『あら、ちょっとまってね。』
と一旦部屋から出て温度計をもって戻ってきた。
『計ってみて』
コクと頷き、受け取ると
もう熱あるってわかってんのに、心配性の母だなぁ
なんて、しぶしぶ計った。
ピピピピ
計り終わったらしい。
40゚C
『ちょっと結芽!病院行くわよ!』
え~もう病院なんて行きたくないのに…
二度と行ってやるかなんて思ってたのに…
☆
所変わって
ここは病院
私の入院していた、病院食のマズいとこだ。
『雨野さん、雨野 結芽さん、103号室までお願いします。』
どこだろ
『ほら、行くわよ。』
ガラ
スライド式のドアを開け、中には女性の先生がいた。
『あら、結芽ちゃん!お久しぶり。大きくなったわね!』
『結芽、こちら、黄川先生。』
美人だなぁ。
『結芽ちゃん、私のこと覚えてるー?』
…知らないのか。この人。
『あ、先生、結芽は事故で記憶を失くしていて…』
『まぁそうだったの、無神経にごめんなさい。』
『いえいえ、先生が謝ることではないです。……』
母はまだ喋り続けているらしいけれど、熱のせいか、聞こえない。
頭…痛い…
眠い
あぁもうなんだか…「面倒くさい」な。
夢に浸ってしまおう。
それからの記憶は定かではない。
🌼
なんか、リア友すごいなって思い始めている今日この頃、。
意外とフォロワーいるじゃん、意外と人気じゃん。
あぁもう遠い存在に見えてきた。
でも…これ見られたら悔しいな。
「う」で始まり「と」で終わる氏よ。
でも感謝してっよ。
リクエストwelcomeです。
てか、みんなしてね。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!