あなたside
私が美 少年でいるのはLA公演が最後らしい
いつの間にかSixTONESと同じ衣装が作られてて
ドームが終わったあと会見があった
なんか、面倒くさくなってきた笑
記者「工藤さんはジャニーズ “初” の女性
という事でなにか特別な思いはありますか?」
『…“ 初 ”ですか、、』
『私、昨年の10月に入所したんですけど
SixTONESに加入してデビューできるとは
思いませんでした』
『女という事もあり完璧じゃないとだめなので、
ダンス、アクロバット、歌、全てを特訓しました』
記者「今のメンバーにはどのように報告をしましたか?」
『報告はしてませんね、、今日知ったと思います』
SixTONESと同じ衣装を着て1番端に立つ
大勢の記者に出来るだけの愛想を振りまいて
質問に答える
実際初じゃないんだなーとか
事務所が隠してんのかーとか
どうやっても私だけ乗り気じゃない
『やっと終わったー』
京本「お疲れ様」
田中「ほんとにいいの?」
『諦めた』
髙地「へぇー」
松村「それでいいんだ」
『いいわけないじゃん』
森本「これからツアーもあるし頑張ろ」
『ちゃんと仕事はするよ』
ジェシー「LAお土産買ってきて!!」
『はいはい』
『プライベート、必要最低限私に関わんないで』
『いつか辞めるから』
『それに、なんかあった時に傷つけたくないから』
『じゃ、また今度』
いいんだ、これで
思いっきり突き放して
傷つけなければ
映画の撮影で中島と仲良くなって
そこで堕として消えればいい
それまで約4ヶ月
年明けるまで、デビューするまでに
必ず消えよう
あとは、私の堕としかたの問題だ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。