第42話

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2020/01/01 10:22



あなたside

















『すみません、お待たせしました』


浮所「ううん、大丈夫!!」



















那須からのLINEに返して戻ってきた


変わったのは肉の枚数ぐらいでなにもない


そう思って水を飲む


時刻は午後8時半


そろそろ帰るか、、、





















『そろそろ帰ります?』


浮所『そうだね』


『お会計してきます』


浮所「いいよ!俺払う!」


『これでも来月20歳になるんです、払います』


浮所「じゃあお言葉に甘えて、ご馳走様でした」


『いいえ、』


浮所『俺送ってくよ!』


『大丈夫です』


浮所「遠慮しないでよ!」


『してません』


浮所「俺が送って行きたいの!ほら行くよ!」


『今回だけです』


浮所「やった!」






















これガチの家教えたら危なくない?


適当にマンションでも教えとくか


あたりは暗くなっていた


あ、満月だ


何かが起こりそうな予感がするのは気のせいかな


















浮所「あなたちゃんはさ、デビュー嬉しい?」


『嬉しいですよ?』


浮所「、、、ほんとに?」


『はい』


浮所「嘘ついてるでしょ笑」


『え、?』


浮所「俺ね、分かるようになったの笑」


浮所「俺なりに勉強したんだよ?笑」


『、、、』


浮所「あの龍我の標のゲームでさ、
あなたちゃん俺の心全部見抜いたでしょ?
ゲームを楽しみたいってあえて違うの叩いてたけど笑」


浮所「だから俺もそういうふうに
なりたいなって思って勉強してたの」


『そうなんですか、』


浮所「あなたちゃんの事ならなんでも分かるよ?笑」



























そう怪しい笑みを浮かべる浮所


なんでも分かる?なんで?


どこからどこまで気付いてる?


いや、これも罠かもしれない


分からないふりをした方がいいのか



















『例えば?』


浮所「春叶あなたちゃん」


『え?』


浮所「なんでしょ?元Snow Manの笑」


『………』


浮所「あたりだ笑」


浮所「ごめんね笑」






















ここはほとんど人の通らない暗い路地裏


気が付いたらこんなとこにいた


ごめんね?笑なんて呟き不敵な笑みを浮かべた




































その瞬間


首の後ろにビリビリッと痛みが走り


私は意識を手放した

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