照side
『なぁあなた』
あなた「なに??」
『なんで阿部ちゃん嫌いなの??』
あなた「さっきも言ったじゃん、あざといから」
『嘘でしょ??』
あなた「え?」
『嘘つく時の癖、出てたよ』
阿部「ひかる〜!おかわり〜〜!」
『はいはい、』
『あなた、なんかつまみ頼める??』
あなた「うん、」
阿部「照〜」
『はいはい、お前弱いのに呑みすぎ』
阿部「俺そんなに飲んでない!!!!」
『嘘つくな、いつもは呑まねえのに』
阿部「だって、呑まなきゃやってや『はいはい水飲む』はーい」
あなた「枝豆でい?」
『うん』
あなた「じゃ、はいこれ」
阿部「あなた、?」
あなた「え、あ、はい」
阿部「_______の?」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!