翌日
朝起きると隣に翔太が寝てた
なんか少しだけ幸せだった
ラウ「翔太くん!朝ごはんだって!えぇ?!」
光の速さで閉められたドア
制服着てたから高校生かな
嫌な所見せちゃったなぁ
なんて思いながらベットから離れた
涼太「翔太」
亮平「どういうこと?!」
また開くドア
そこには知らない人が2人
「あ、おはようございます」
翔太のスウェットを上だけ着た私を見て
2人の目はさらに開いた
「あの、」
翔太「あなた?」
寝ぼけた翔太は隣にいるはずの私を探し始めた
もう、誤解をとくのがめんどくさくなりそう
涼太「とりあえず朝ごはん食べます?」
「いいんですか?」
涼太「まぁ」
手際よく翔太を起こす彼は
私を朝食へと案内してくれた
亮平「あの、関係を伺ってもいいですか?」
「あ、昨日助けていただいて」
そう言うとまた目を見開いた
あぁ、完全に勘違いしてるなんて思っていたら
翔太が私の肩を抱いた
翔太「あなたおはよ」
「うん、おはよ」
下に行くとガタガタッと席を立つ
さっきドアを開けた人
ラウ「さっきの美人さん!!」
照「え、誰?」
辰哉「なに?!どういうこと?!」
テーブルの周りには混乱する男の子達
そして隣の2人も混乱中
翔太「あ、今日からここに住むあなた」
そう言うとさらに声が大きくなった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。