ポイっと乱暴にベットの上におろされる
「翔太痛い」
そう言って翔太を見ても
翔太の表情がわからない
そのまま私をベットに押さえつけ
乱暴に服が脱がされていく
「ねぇ、翔太」
名前を呼んでも
腕を振りほどこうとしても
ビクともしない
「しょう、た」
翔太「黙れよ」
ギラッと夜の光に反射した翔太の目
それからガリッと首に噛み付いた
「いっ、たぁ」
翔太「うるせぇって」
ガッと手で口を塞がれる
その手は動くことはなく
体のあちらこちらを吸っては噛み付く
翔太「なぁ、お前は俺のだろ」
そっと手が離されて
大きく呼吸をすると
翔太は弱々しく私に言った
「私は、誰のものでもない・・・」
翔太「わかった」
さっきの顔はガラッと変わって
またガツガツと私の体を弄ぶ
「やめて、翔太っやだっ!」
翔太「黙れって言ってんの」
「いやだってばっ、やだ、っっ」
翔太「体の方が正直じゃん」
じたばたする私を無理やり押さえつけて
またがぶりと私を食べた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。