夕方、急いで家を出る
思ったよりもゆっくりしすぎてしまった
「いってきます!」
家の中に挨拶をして職場に向かった
「おはようございます」
挨拶をするとマネージャーが少し顔を顰めてきた
マネ「お前関係どうにかしろよ」
そう言われ通された
「こんばんは」
そう言うと振り向く顔
その顔はよく見覚えのある顔だった
「どうしたの・・・?」
そう恐る恐る聞くと彼は私を抱きしめた
龍也「海人に聞いて来た。なんで急にいなくなったの?」
「龍ちゃんごめん、ほんとごめんね」
心のどこかでこうなるんじゃないかってわかってた
龍也「とりあえず鍵返すから。」
私がポストに入れた合鍵が
戻ってきた
龍也「今何してんの?」
「ひとり暮らし」
必死に彼に嘘をついた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。