第88話

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2020/03/21 16:42
夕方、急いで家を出る

思ったよりもゆっくりしすぎてしまった


「いってきます!」


家の中に挨拶をして職場に向かった


「おはようございます」


挨拶をするとマネージャーが少し顔を顰めてきた


マネ「お前関係どうにかしろよ」


そう言われ通された


「こんばんは」


そう言うと振り向く顔

その顔はよく見覚えのある顔だった


「どうしたの・・・?」


そう恐る恐る聞くと彼は私を抱きしめた


龍也「海人に聞いて来た。なんで急にいなくなったの?」


「龍ちゃんごめん、ほんとごめんね」


心のどこかでこうなるんじゃないかってわかってた


龍也「とりあえず鍵返すから。」


私がポストに入れた合鍵が

戻ってきた


龍也「今何してんの?」


「ひとり暮らし」


必死に彼に嘘をついた

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