第16話

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2020/01/06 16:17
翌朝

素肌が触れ合う感覚が少し肌寒くて

目が覚めた


翔太「あなた・・・?」


「しょーた、寒い」


翔太「おいで」


ぎゅっと抱きしめられた

布を挟まず触れ合う体

嫌で嫌で仕方なかったのに

今はそうでもない


「ねぇ、ラウちゃん起きる前に服着よう?」


翔太「なんで?」


「ラウちゃんには汚いところ見せたくないの」


翔太「んー、とりあえずこれだけ着とけばぁ?」


寝ぼけ眼の翔太は

昨日私が着てたトレーナーだけ渡してきて

それを着るのを確認して

また抱きしめて寝た

私はしばらく翔太の寝顔を見て

幸せだと思いながら夢の中へと入っていった

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