朝食を食べてすぐ、私は自分の部屋に行き
仕事の準備をした
夕方からなんだけどね
化粧したり
着替えをしたり髪の毛整えたり
そんなことしてたら
隣の部屋が開く音がして
私も慌てて扉を開けた
「おはよ!」
亮平「わ、あなたか」
びっくりした様子の亮ちゃん
「朝ごはん、涼太が冷蔵庫に入れてくれてあるよ。食べる?」
亮平「あー、ごめん。トイレ行こうと思って」
バツ悪そうに頭を搔く亮ちゃん
「あ、ごめんね。なんか食い気味に」
亮平「あなたは悪くないよ。ありがとう」
亮ちゃんは私の頭を優しく撫でて消えてった
私は静かに部屋に戻って
どうしたら彼に元気が戻るか考えた
・・・。
決めた。もうこれしかないと思う。
バカなりに考えた解決策を携帯のメモに書いて
忘れないようにそっと鞄にしまった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!