手を繋いで2人で話をしながら
ラウちゃんを待っていると
いきなりガバッと抱きつかれた
蓮「あぶな」
後ろにひっくり返りそうになる体をめめが支える
ラウ「ただいまっ!」
ぎゅーっと私を包み込むラウちゃんと
それを支えるめめ
なんだかすごい格好なんだろうなって思いながら
ラウちゃんの背中に手を回す
「おかえり」
ばっと離れると
また私はふらついて
そんな私をめめが支えてくれた
ラウ「ねぇねぇ、佐久間くんどうなったの?」
蓮「家いたよ」
ラウ「えー、俺も休めばよかった」
私の手を掴んで歩き出す2人
私の手が温かいのなんていつぶりだろう
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。