めめがお昼を食べ終わり
食器を洗っていると
さっくんが申し訳なさそうに隣に来る
「どうしたの?」
大介「いや、俺やる」
そう言って私からお皿とスポンジを取った
大介「女神様は休憩の時間だよ」
「女神様じゃないよ」
さっくんにお皿洗いを任せて
私はめめの隣のソファーに座った
「めめは大学生?」
蓮「うん、一応ね」
課題を広げて顔をしかめるめめを隣から覗く
「手伝おっか?」
蓮「え?!や、ダメダメ」
一瞬嬉しそうな顔をしてから
課題を隠すめめ
「真面目だね」
蓮「あなたは休まないと」
ポンっと頭を撫でられる
大きな手がとても安心した
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。