次に来たのは食堂
オススメって書いてあるラーメンを頼むと
蓮も同じものを持って席に来た
蓮「学食は初体験?」
笑いながら聞いてくる
私も笑いながら頷いた
2人でラーメンを食べて
食器を片付けてまた授業を受けに行く
午後の授業は先生の声が眠気を誘う
隣で蓮がすやすやと寝ていたから
こっそり写真を撮っておいた
チャイムが鳴るとあっちでもこっちでも
落ちてた頭があがる
すこしだけ懐かしいななんて思った
「蓮、ラウちゃん迎えにいかないと」
蓮「やべ、俺寝てた?」
「ぐっすりだったよ」
くすくす笑いながら
筆記用具を片付けて
バックに入れる
それから手を繋いでラウちゃんの学校まで歩いた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!