パタパタ走るラウちゃんは
カバンに乱暴にお弁当を突っ込んで
ラウ「いってきまーす!!」
と家を出ていった
大介「いっそ熱を出したことにして・・・」
「まだやってる」
さっくんは電話をすることをためらっている
その様子が面白くて康二くんと笑い転げた
「もー、私が電話してあげようか?」
そう言うと
彼はまん丸の目をキラキラ光らせて
大介「女神様ぁあ!!」
と抱きついてきた
それも面白くて笑ってしまった
「今日だけね」
そう言って電話をかけた
康二「たくまくんよかったやん、あなた俺いってくるね」
「うん、いってらっしゃーい」
康二くんは笑いながら支度をして家を出た
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!