第36話

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2020/01/26 16:33
憧れていたはずの家族とは

こんなにも眩しくて脆いものなのだと思った


「わかった、気をつけるね」


辰哉「みんな本当に心配だったんだからね。翔太に言えない事なら俺とか他の人に言っていいんだよ?」


「うん。ごめんなさい。」


私が言えたのはここまでだった

ふと止まった私を見てふっかは心配そうに

私の顔を覗いた


辰哉「あなた?」


「あー、えっと」


完全に言葉を見失った私を見て

ふっかは笑って私の頭を優しく撫でた


辰哉「俺に言えないことは無理して言わなくていいよ」


そんなふっかをみていてふと思ったんだ


「ふっかは優しすぎるくらい優しいね」


辰哉「褒めてんの?」


「褒めてるけどちょっと不安だよ。ダメになりそう」


辰哉「なんだそれ」


ニコニコ笑うふっかはまた私の頭を撫でた


辰哉「俺から見たら20歳も子供だからな」


はい、話終わり

そう言って2人で部屋を出た

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